絡まりを無理にとかすと、髪を引っ張り、切れ毛や頭皮の痛みにつながることがあります。ブラッシングは、毛流れを整えるために必要な範囲で行いましょう。

ブラシは髪の太さだけで選ばない
ブラシのピンの間隔、先端の滑らかさ、髪をとかす目的を確認します。絡まりをほどくなら目の粗いコームや、ほどきやすい設計のブラシが選択肢です。細い髪に必ず密なブラシが合うとは限りません。破損したピンや先端が鋭くなったブラシは使わないでください。
毛先からほどき、通る範囲を上へ広げる
まず毛束を軽く支え、毛先の短い範囲を下向きにとかします。通るようになったら、少し上の位置から毛先へ向けてとかし、徐々に根元側から通せる範囲を広げます。毛先から根元へ向かって逆立てる動きではありません。
結び目がある部分は、指でそっと分けてから少しずつほどきます。痛みや強い引っかかりがあれば止め、毛束を小さくするなどして調整しましょう。根元から一気に引き抜くようにとかさないことが大切です。

濡れた髪・くせの強い髪は状態に合わせる
濡れた髪は無理に引っ張らないようにします。直毛や緩やかなくせ毛では、ある程度乾いてから優しくとかす方法があります。一方、カールが強い髪では、乾いたまま何度もブラシを通すと広がりやすく、コンディショナーがついた状態で目の粗いコームなどを使ってほどくほうが扱いやすいこともあります。
髪質と道具の対応を確認し、必要なら美容室で手順を相談してください。オイルやミルクは必ず使うものではありません。使う場合は濡れた髪用か乾いた髪用かを確認し、少量から毛先になじませましょう。
回数よりも、力と引っかかりを見直す
毎日とかすこと自体が悪いのではなく、強い力で何度も繰り返すことを避けます。絡まりがほどけ、毛流れが整ったら十分です。「ツヤを出すために100回」など、回数を目標に増やす必要はありません。

ブラッシングで髪の向きが整うとツヤが見えやすくなることがありますが、傷んだ髪が再生するわけではありません。また、頭皮を刺激して発毛させるために行うものでもありません。
頭皮に傷や湿疹があるときはこすらない
頭皮用のブラシを使う場合も製品表示に従い、痛くない力で使いましょう。傷・赤み・湿疹がある部分は刺激せず、症状が続く場合は皮膚科へ相談してください。髪をとかすブラシと頭皮用ブラシは、目的を分けて選びます。

ブラシの洗い方は素材と製品表示で確認
使った後に付着した髪やホコリを取り除きます。クリーナーを使う場合はピンやクッションを傷つけないようにし、汚れが入り込むことを完全に防ぐ道具とは考えないようにしましょう。
水洗いできる製品は、メーカーが指定する洗剤・方法で洗い、十分に乾かしてから保管します。木製や天然毛、クッション付きなど、つけ置きに向かない製品もあるため、すべてを中性洗剤に浸す方法は避けてください。電動製品は取扱説明書に従い、本体を水に浸さないようにします。

洗う頻度も一律に決めず、汚れの付き方と製品表示に合わせます。高温のドライヤーで無理に乾かさず、指定された方法で乾燥させ、湿気がこもらない場所に置きましょう。
絡まりが繰り返すときに相談したいこと
毛先の傷み、髪の長さ、カラーやパーマの履歴によって、適した道具やケアは変わります。切れ毛が増える、同じ場所が毎回絡まる場合は、いつ絡まるかと使用中のブラシを美容室で伝えてください。毛先を整えるカットや、洗い方・乾かし方も含めて相談できます。

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