トップがつぶれる原因は、髪の長さや重さ、根元の生え方、セットの方法などで変わります。すべての方法を一度に試すのではなく、自分の髪がどこでつぶれるのかを確認してみましょう。

カットは軽くしすぎず、必要な位置を調整する
トップに段差をつけるレイヤーは、動きをつける選択肢です。ただし、どの髪にも多く段を入れればよいわけではありません。毛量が少ない部分をすきすぎると、かえって厚みがなく見えることもあります。
「頭頂部に高さが欲しい」「横は広げたくない」など、出したい位置と抑えたい位置を美容師へ伝えます。結ぶ必要があるか、毎朝どのくらいセットできるかも相談してください。
根元を起こして乾かし、冷めてから仕上げる
つぶれた根元を直す場合は、必要な部分を根元から湿らせ、指で髪を左右に動かしながら風を通します。毛先だけを持ち上げるのではなく、根元の向きを整えることがポイントです。
ドライヤーは同じ場所に当て続けず、機器の説明どおりに使います。根元や内側まで乾いたら、形を保ったまま室温程度まで冷まし、必要な部分を整えましょう。
スプレーやワックスは少量ずつ
形を保つスプレー、束感をつくるワックス、乾かす前のベース剤は目的が異なります。使うタイミングと塗布位置を製品表示で確認し、頭皮へ直接吹きつけて揉み込むような使い方は避けてください。
トップを固めるために大量につけると、重さでつぶれたり、髪が束になって地肌が見えやすくなったりする場合があります。少量ずつ使い、オイルやトリートメントも根元につけすぎないようにしましょう。
ドライシャンプーは洗髪の代わりとして使い続けるものではありません。使用する場合は製品表示に従い、ベタつき対策と形を保つスタイリングを分けて考えてください。

逆毛やヘアアクセサリーは負担に配慮する
逆毛は一時的に高さを出せますが、繰り返し強くとかすと絡まりや摩擦の負担が増えます。日常のボリューム作りは、まず乾かし方やカットで調整し、逆毛が必要なアレンジは美容師に相談するとよいでしょう。
ピンなどで形を支える場合も、根元を強く引っ張ったり、頭皮に痛みが出るほど固定したりしないでください。外すときは無理に引き抜かず、絡まりをやさしくほどきます。
パーマやカラーは目的を整理して相談
ポイントパーマは部分的に動きをつける選択肢ですが、薬剤による負担があります。ブリーチや縮毛矯正などの履歴を伝え、今の状態で施術できるか確認しましょう。
カラーの明暗差で立体感を表現できる場合もありますが、髪そのものが増えるわけではありません。色の印象、ダメージ、今後の手入れを含めて相談してください。
髪や頭皮の変化があるときは
乾燥を保湿すれば薄毛を防げる、頭皮マッサージやトニックで必ず髪が成長する、と考えないようにしましょう。急な抜け毛、部分的な薄毛、頭皮の赤みやかゆみが続く場合は、皮膚科へ相談してください。
見た目のボリュームは、髪が伸びることでも変化します。今の長さで扱いにくい場所を伝え、必要に応じてカットやセット方法を調整しましょう。

参考:花王 ヘアスタイルがくずれるメカニズム/日本皮膚科学会 抜け毛を防ぐ生活上の注意点
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