若い時期に白髪を見つけると、原因や対処法が気になることもあるでしょう。白髪があること自体を悪いことと考える必要はありません。気になる場合に、日常でできるケアと美容室で相談できることを紹介します。

若白髪はストレスだけが原因ではありません
白髪は、髪の色をつくるメラニンが少なくなることで生じます。白髪が出る時期には個人差があり、家族に早くから白髪がある場合など、遺伝的な要因も関係します。
ストレスと白髪の関係は研究されていますが、自分の白髪がストレスによるものと見た目だけで判断することはできません。体調や栄養状態が関係する場合もあるため、急な変化やほかの症状が気になるときは医療機関に相談してください。
生活習慣を整えても、必ず黒髪に戻るわけではない
十分な休息、偏りの少ない食事、無理のないストレス対策は健康を保つために役立ちます。ただし、ヨガや特定の食べ物、サプリメントで若白髪を確実に予防・改善できるとは言えません。
不足している栄養素があるかどうかは髪色だけでは分かりません。白髪があることを自分の生活のせいと決めつけず、原因が心配な場合は皮膚科などで相談しましょう。
シャンプーは頭皮の洗い上がりで選ぶ
通常のシャンプーで白髪を黒髪に戻すことは期待できません。頭皮のべたつき、乾燥感、刺激の有無などを確かめ、自分に合う洗い上がりのものを選びます。
「サルフェートフリー」は硫酸系の洗浄成分を配合していないことを示しますが、天然成分が主体、必ず低刺激、カラーが長持ちするといった意味ではありません。成分名一つではなく、製品全体の使い心地と使用方法を確認しましょう。

トリートメントは手触りを整えるために
白髪があることと、パサつきやうねりの原因は同じとは限りません。乾燥や絡まりが気になる場合は、コンディショナーやトリートメントで指通りやまとまりを整えましょう。
これらの製品は傷んだ髪を元どおりに再生するものでも、毛根へ栄養を与えて髪色を戻すものでもありません。製品表示の量・放置時間・すすぎ方に従い、重くなりすぎない仕上がりを選ぶと使いやすくなります。
白髪は抜かず、分け目や髪型で工夫する
白髪を抜くと増えるという説は迷信ですが、無理に抜くと毛根を傷めることがあります。数本が気になる場合も抜き続けず、髪型や分け目で目立ち方を変える方法を相談してみてください。
前髪を作る、分け目を少しずらす、顔周りの毛流れを整えるなど、白髪のある場所によって選択肢が変わります。アクセサリーを使う場合も、きつく引っ張り続けないようにしましょう。
カラーを選ぶときの確認ポイント
染める場合は、しっかり隠すか、周りの髪となじませるかを伝えます。ハイライトなどにブリーチを使う場合は負担があり、施術履歴や髪の状態によっては適さないこともあります。
酸化染毛剤は使用説明書に従って毎回48時間前からパッチテストを行い、過去にかぶれた方は使用しないでください。子どもの白髪については、自己判断で染毛剤やブリーチを使わず、まず医療機関などへ相談しましょう。日本ヘアカラー工業会は子どもへの染毛・脱色を勧めていません。

美容室と医療機関で相談できること
美容室では、白髪の見せ方や髪型、日常の扱いやすさを相談できます。白髪の原因の診断はできないため、急に変化した、抜け毛や頭皮の異常もある、体調に不安がある場合は医療機関へ相談してください。染めることを急がず、自分の希望に合う方法を選びましょう。
参考:米国皮膚科学会:白髪の原因と対処、花王:白髪は抜くと増える?、日本ヘアカラー工業会:ヘアカラーのQ&A。
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