小腹が空いたときのおやつを、普段の食事を振り返るきっかけにしてみませんか。特定の食品に育毛効果を期待するのではなく、食事で不足しがちな食品群を無理なく補うという考え方をご紹介します。

髪のためにも、食事全体の偏りを見直す
髪の主な成分はたんぱく質ですが、たんぱく質だけを多く摂れば髪が早く伸びるわけではありません。主食・主菜・副菜を組み合わせ、肉・魚・卵・大豆製品、野菜などを偏りなく取り入れることが基本です。
鉄や亜鉛などの不足が脱毛に関係する場合はありますが、抜け毛の原因が必ず栄養不足とは限りません。自己判断で特定の栄養素を大量に摂るより、食事全体を見直し、抜け毛が続く場合は医療機関で相談しましょう。
間食に取り入れやすい食品の例
ナッツ:アーモンドやくるみなど。塩や砂糖の少ないものを選び、小皿に取り分けると量を把握しやすくなります。ナッツの種類によって含まれる栄養素は異なり、ナッツだけで食事を済ませないようにします。
卵・ヨーグルト:ゆで卵や無糖ヨーグルトなどは、たんぱく質を含む食品を間食に取り入れたいときの選択肢です。保存方法を守り、卵・乳のアレルギーがある方は避けてください。
果物:オレンジやいちごなど、好みの果物を適量取り入れます。果物を食べれば髪が伸びるという意味ではなく、普段の食事に食品の種類を増やす一例です。
野菜:ゆでたブロッコリーなどを小分けにして取り入れる方法もあります。野菜だけに置き換えて主食や主菜が不足しないよう、食事との組み合わせで考えましょう。

チョコレートを「育毛のため」に選ぶ必要はない
カカオにポリフェノールなどが含まれることと、チョコレートを食べると髪が増えることは別です。この記事では、チョコレートを育毛目的のおやつとしておすすめすることはできません。
好きなおやつとして楽しむ場合は、栄養成分表示と一度に食べる量を確認しましょう。「高カカオ」という表示だけで低糖質・低エネルギーと判断せず、食事を置き換えるほど食べすぎないようにします。

サプリメントを足す前に確認したいこと
ビオチンは食品にも含まれるビタミンですが、健康な人の髪を改善する目的でサプリメントを追加することには、十分な科学的根拠がありません。また、高用量のビオチンは一部の血液検査の結果に影響することがあります。使用している場合は、検査前に医師へ伝えてください。
食事制限の指示がある方、薬を使用している方は、間食やサプリメントを自己判断で増やさず医師・薬剤師・管理栄養士に相談しましょう。髪のケアは、食事に加えて負担の少ない洗い方や休息も含めて考えることが大切です。
参考:日本皮膚科学会|抜け毛を防ぐ生活上の注意点、NIH|ビオチン(英語)。
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