「短く切った髪はいつ伸びる?」「あと何か月で結べるようになる?」。髪を伸ばす計画では、成長の速さの目安と、長さを保つためのケアを分けて考えると役立ちます。

髪は1か月で約1cm伸びるのが目安
花王の「髪の成長」の解説では、1日に約0.3mm、1か月に約1cmとされています。成長速度は年齢や体調などでも変わり、すべての人が同じペースで伸びるわけではありません。
単純に1か月1cmとして考えると、3cmは約3か月、6cmは約6か月が計画の目安になります。ただし、カットする長さや切れ毛、髪のくせによる見え方も関わるため、希望の髪型になる時期を保証するものではありません。
シャンプーやカットで急に成長を速められる?
一般的なシャンプーやトリートメントは、洗浄や手触り・まとまりを整えるためのケアです。成分を足したり使用回数を増やしたりすれば、1か月で驚くほど長くなるとはいえません。
メントールの清涼感や、フケ対策などに使われるピロクトンオラミンの配合を、そのまま髪の成長が速まる根拠にすることもできません。シリコーンの有無だけで、伸びやすさや負担の少なさが決まるわけではありません。
毛先を切ることで根元の成長速度が上がるわけではありませんが、傷んだ部分や形を整える目的でカットすることはあります。伸ばしたい場合は「何cmまで切ってよいか」を美容師と共有しましょう。

伸ばしかけは切れ毛と摩擦を減らす
濡れた髪をやさしく扱う
タオルで強くこすらず、挟んで押さえるように水分を取ります。絡みは毛先から少しずつほどき、無理に引っ張らないようにしましょう。
根元まで乾かし、熱をかけすぎない
ドライヤーは説明書に沿って距離を取り、同じ場所へ熱風を当て続けないようにします。アイロンは乾いた髪に短時間ずつ使います。
トリートメントは髪の状態に合わせる
補修・保湿のケアは、指通りやまとまりを整えるために使います。生えている髪に栄養を与えて成長を速めるものではありません。洗い流すかどうか、量や頻度は製品の案内を守ってください。
きつく結び続けない
根元を強く引っ張る髪型を長期間続けると、抜け毛につながることがあります。痛みを感じるほどきつく結ばず、生え際の変化が気になる場合は皮膚科へ相談しましょう。
食事や生活習慣は極端に偏らせない
髪のために特定の食品ばかり食べたり、自己判断でサプリメントを大量に使ったりする必要はありません。極端な食事制限を避け、いろいろな食品を組み合わせること、十分な休息を取ることを心がけましょう。食品や栄養素を一つ足せば必ず速く伸びる、抜け毛を防げるというものではありません。
抜け毛が急に増えた、部分的に髪が少なくなった、頭皮の赤みや痛みが続くときは、ヘアケアだけで判断せず皮膚科で相談してください。

美容室では伸ばす途中の形とケアを相談する
目標の長さや希望時期、結べるようにしたいかなどを伝えていただくと、前髪・顔まわり・毛量の調整を相談しやすくなります。サロントリートメントは手触りやまとまりのケアとして選び、発毛や急速な成長を保証する施術と考えないようにしましょう。
参考:日本皮膚科学会:ヘアスタイルと脱毛症、抜け毛を防ぐ生活上の注意点
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