「きれいに伸ばすには毎月切るべき?」「切らないほうが早く長くなる?」と迷うことはありませんか。伸ばす目的と、今の髪で困っている点を分けると、次に切るタイミングを相談しやすくなります。

カットで成長速度が上がるわけではない
カットするのは既に生えている髪です。毛先を整えても、根元から髪が伸びる速度を直接速めるものではありません。伸びた分と同じくらい切り続けると、見た目の長さは変わりにくくなります。
一方、傷んで絡まりやすい毛先や、伸ばす途中で扱いにくくなった形を整えるためにカットする場合もあります。「成長を促すため」ではなく、何を整えるために切るかを確認しましょう。

髪の太さだけで6〜8週・8〜12週と決めない
細い髪・太い髪という違いだけで、全員に同じカット周期が必要とはいえません。現在の長さ、毛先の状態、段差、カラーなどの履歴、普段のセットを見て決めます。
次回の目安は「襟足が収まらなくなる」「顔まわりが重くなる」「毛先が絡まりやすくなる」など、変化の出やすい部分を美容師と共有すると具体的になります。日数だけを理由に同じ量を切る必要はありません。

ショートから伸ばすときは、形を変えながら
ショートでは、トップや顔まわりが伸びるのを待つ間に、襟足との長さの差が気になることがあります。全体を同じだけ切るのではなく、残す部分と整える部分を分けて相談しましょう。
肩に当たる時期は毛先がハネることもあります。外ハネを生かす、結べる長さを優先するなど、その時期に続けやすいセットを選ぶ方法もあります。

毛先の絡まりや枝毛が気になるとき
指やコームが繰り返し引っ掛かる、枝毛や切れ毛が増える、毛先が薄く見える場合は、どの範囲を整えると扱いやすいか相談してください。切る量は状態によって異なるため、施術前に長さを確認しましょう。
残した髪の傷みをカットで修復できるわけではありません。日々の摩擦や熱を減らすケアも合わせて続けることが大切です。

レイヤーと毛量調整は、残したい厚みも確認する
レイヤーで動きをつけると、伸ばす途中の印象を変えられます。ただし、短い段を増やすと、全体の長さがそろうまで時間がかかったり、結んだときに落ちる毛が増えたりすることがあります。
毛量を減らしすぎると毛先の厚みが足りなく感じる場合もあります。「伸ばしたい長さ」「結べること」「毛先の厚み」のうち何を優先するかを伝えてください。

伸ばしている間のホームケア
濡れた髪をタオルで強くこすらず、絡まりは毛先側から少しずつほどきます。ドライヤーは風を動かし、一般的なヘアアイロンは乾いた髪に必要な範囲で使いましょう。
オイルやセラム、トリートメントは、指通りやまとまりに合わせて選び、製品の使用量・頻度に従います。タンパク質配合や熱保護の表示があっても、傷みを完全になくしたり、過度な加熱を防げたりするわけではありません。

来店時に伝えておきたいこと
目標:どこまで伸ばしたいか、予定しているイベントがあるか。
切ってよい範囲:全体の長さは残したい、毛先だけ整えたいなど。
今困っていること:絡まり、ハネ、結びにくさ、セット時間など。
施術履歴:ブリーチ、パーマ、縮毛矯正など、毛先に残っている履歴。
頭皮からの抜け毛が急に増えた、脱毛や炎症が気になる場合は、カット周期だけの問題として扱わず医療機関へ相談してください。

伸ばし中のカットは、一律の頻度よりも目的が大切です。長さを残すことと、扱いやすく整えることのバランスを相談しながら進めましょう。
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