朝、毛先をとかしても同じ方向にはねてしまうときは、根元の向きがついたままかもしれません。夜の予防と朝の直し方を分けて、手順を確認しましょう。

朝の寝癖は根元から濡らして直す
はねた部分の根元から水や寝癖直し用ミストで湿らせ、指で毛流れをほぐします。毛先だけを濡らしても、根元の向きが変わらないと直しにくいことがあります。
水分が多い場合はタオルで押さえて取り、ドライヤーで根元から乾かします。指を通しながら目指す方向へ整え、仕上げに冷風などで冷ましてから確認しましょう。髪全体に強い寝癖があるときは、全体を濡らしたほうが整えやすい場合もあります。
濡れた髪へそのままヘアアイロンを当てないでください。アイロンを使う場合は十分に乾かし、説明書に従って低めの温度から、必要な部分だけ短時間で整えます。
夜は乾かしてから寝る
髪は水分がある状態から乾く過程で形がつきます。根元や耳の後ろ、襟足が湿ったまま寝ると、押された形が残りやすくなります。洗髪後はタオルでこすらず水分を取り、髪と頭皮を乾かしてから寝ましょう。
絡まりは毛先から少しずつほどき、力任せにブラシを通さないようにします。長い髪をまとめる場合は、乾かしてからゆるく結び、頭皮に引っ張られる感じがないか確認してください。結び目の跡がつくこともあります。

枕は寝心地を優先し、摩擦を見直す
枕は高さや硬さが自分に合い、首や体に負担なく眠れるものを選びます。低反発や高さ調整式であれば寝癖を防げる、とは限りません。髪型を守るために寝返りを我慢する必要もありません。
なめらかな枕カバーは、髪の引っかかりを減らす選択肢です。シルクやサテンの質感を試す場合も、寝癖を完全に防ぐものとは考えず、寝心地や洗いやすさも確認しましょう。素材によるアレルギーがある方は表示を確認してください。
オイルやミストは目的に合わせて使う
ヘアオイルは毛先のツヤやまとまりを整えるために使います。既についた根元の寝癖を、オイルだけで直せるとは限りません。髪用の製品を少量から使い、濡れた髪・乾いた髪のどちらに使うかは表示に従いましょう。
寝癖直しミストと、保湿用ミストやスタイリングスプレーは目的が異なります。「天然のオイルなら軽い」「栄養を与えれば寝癖がなくなる」とは判断せず、髪の太さや仕上がりに合うものを選びます。

毎朝同じ部分がはねる場合
生えぐせや髪の長さ、カットの形が影響していることもあります。根元を濡らしても整えにくい部分は、いつ・どこがはねるのかを美容師に伝え、乾かし方や長さの調整を相談してみてください。
参考:花王「髪が形づくメカニズム」、花王「スタイリングのQ&A」
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