寝不足が続くと髪の調子も気になることがあります。ただし、パサつき・切れ毛・抜け毛の原因は同じではありません。「眠れば髪が治る」と考える前に、睡眠とヘアケアそれぞれでできることを整理します。

睡眠だけで髪の傷みは元に戻らない
髪の成長に関わる体の働きと、すでに生えている髪のダメージは別です。カラーや熱、摩擦で傷んだ毛先が、睡眠中の成長ホルモンで元の状態に修復されるわけではありません。
睡眠不足だけから、薄毛や頭皮の炎症の原因を決めることもできません。抜け毛が気になる場合は、睡眠時間だけでなく、変化の時期や体調・服薬・頭皮の症状を整理して医師に相談しましょう。

休息を取りやすい生活と寝室を整える
朝の光を浴び、無理のない範囲で起きる時刻をそろえるなど、生活にメリハリをつけましょう。夜は寝床でスマートフォンを使い続けることを控え、明るさ・音・室温を眠りやすい状態に調整します。
夕方以降のカフェインや、眠るための飲酒は睡眠に影響することがあります。コーヒーだけでなく、お茶やエナジードリンクなども確認しましょう。特定の飲み物を飲めば必ず眠れるというものではありません。
睡眠時間の長さだけでなく、休めた感覚や日中の眠気も大切です。眠れない状態や強い眠気が続く場合は、生活の工夫だけで抱え込まず医療機関で相談してください。

寝る前は根元と内側まで乾かす
髪を洗ったら、タオルで水分をやさしく押さえます。ドライヤーは説明書に沿った距離で動かし、根元・内側から中間・毛先へ乾かしましょう。表面だけでなく、耳の後ろや襟足に湿り気が残っていないかも確認します。
乾かす前のトリートメントやオイルは、使い方と量を守りましょう。眠っている間に失われる「栄養」を補うために、何種類も重ねる必要はありません。髪の絡まりや手触りに合わせて選びます。

枕カバーと髪のまとめ方を見直す
枕は首や体が無理なく休める高さ・使い心地で選びます。カバーは清潔に保ち、髪が引っかかりにくい表面のものを選ぶのも一案です。シルクは素材、サテンは織り方の名前で、同じものではありません。
ナイトキャップや緩いまとめ髪を試す場合は、きつく締めたり引っ張ったりしないようにしましょう。素材や装着感には個人差があり、使えば寝ぐせや切れ毛を必ず防げるわけではありません。蒸れやかゆみが出たら使用を見直してください。

マッサージやヘアマスクは睡眠の代わりにならない
頭皮マッサージを行うなら、痛くない軽い力で短時間にとどめます。傷や炎症があるときは控えましょう。マッサージで発毛や睡眠の改善を保証することはできません。
ヘアマスクは製品の量・頻度・放置時間を守り、髪の手触りを整えるために使います。睡眠不足による体調不良や脱毛を治療するものではありません。忙しい日はケアを増やすより、基本の洗髪と乾燥を済ませて休む時間を確保しましょう。

睡眠と髪、それぞれの悩みを相談する
急な抜け毛、部分的な脱毛、分け目の変化、頭皮の赤みや痛みが続く場合は皮膚科へ。睡眠の悩みと髪の悩みが同時にあるときは、その両方を医師に伝えてください。美容室では髪の傷みや寝ぐせに合わせた扱い方を相談できます。
参考:厚生労働省「睡眠対策・健康づくりのための睡眠ガイド2023」。
【関連記事】
「美容師が見る!避けたい「間違ったヘアケア」5つのポイント」 四条大宮の美容室 SOY-KUFU
「美容師が教える!寝癖対策でヘアスタイルをキープする方法」 四条大宮の美容室 SOY-KUFU
◆◆◆発行元◆◆◆
SOY-KUFU 四条大宮店
〒600-8383 京都府京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町60 シェルハイム中塚 201
075-366-3013