根元はぺたんとするのに毛先はパサつく、頭皮がつっぱる感じもあるのにべたつく。こうしたときは、髪と頭皮を同じ方法でケアしようとせず、それぞれの状態を確認してみましょう。冬に限らず、使う製品や日々の洗い方が合わない場合もあります。

髪と頭皮では、確認するポイントが違います
頭皮は皮膚で、皮脂や汗、洗浄による刺激などの影響を受けます。一方、毛先のパサつきや絡まりは、カラー・パーマ、熱、摩擦などによる髪の状態とも関係します。毛先が乾いて見えることだけで、頭皮も乾燥していると判断することはできません。
フケがある場合も、乾燥だけが原因とは限りません。皮脂の多い頭皮や皮膚の病気でもフケが見られることがあるため、かゆみや赤みがあるかも確認してください。
べたつくときに見直したい原因
皮脂の量には個人差があります。また、汗や皮脂、整髪料が残っている場合や、トリートメント・オイルを根元まで多くつけた場合にも、べたつきや重さを感じることがあります。いつから、どの部分で、何を使った後に気になるかを振り返りましょう。
洗う回数が少ないと汚れが残りやすくなりますが、それ自体が必ず皮脂の過剰分泌を起こすとは限りません。また「合成成分だから皮脂が増える」「乾燥すると必ず皮脂が増える」と一律には判断できません。成分の印象だけでなく、使用量と洗い上がりを確認します。
頭皮はやさしく洗い、すすぎ残しを減らす
シャンプーは製品表示に従って使い、爪を立てずに指の腹で洗います。熱すぎるお湯や強いこすり洗いは避け、生え際、耳の後ろ、襟足まで泡が残らないようにすすぎましょう。
洗髪の頻度は、頭皮の皮脂や汗、使う整髪料、洗った後のつっぱり感に合わせて調整します。毎日の洗髪が合う方もいるため、一律に回数を減らす必要はありません。お湯だけで皮脂や整髪料が十分落ちるとは限らず、べたつきを我慢して湯洗いを続けないようにしてください。

毛先のケアを頭皮へ重ねすぎない
コンディショナーやトリートメントは、一般に傷みや乾燥が気になる中間から毛先を中心に使います。頭皮への使用を想定した製品でなければ、保湿目的で頭皮にたっぷり塗ることは避け、表示どおりにすすぎます。
洗い流さないオイルなども、少量から毛先になじませて調整しましょう。髪のパサつきと頭皮のべたつきを同じ製品の増量で解決しようとすると、根元の重さが増す場合があります。頭皮用の保湿剤も、刺激が出る場合は使用を中止してください。
睡眠や食事だけで原因を決めつけない
休息や偏りの少ない食事は体調を整えるために大切です。ただし、頭皮のべたつきだけから睡眠不足、ホルモン異常、免疫の低下などを判断することはできません。特定の食べ物を避けるだけで改善するとも限りません。
まずは日々の洗い方と製品のつけ方を確認し、生活習慣も無理のない範囲で見直しましょう。ケアを一度に大きく変えるより、何を変えたか分かるようにすると、自分に合う方法を判断しやすくなります。

フケ・かゆみ・赤みが続く場合は皮膚科へ
べたつきに加えて強いかゆみ、赤み、痛み、かさぶた、抜け毛などがある場合や、洗い方を見直してもフケが続く場合は、皮膚科に相談してください。脂漏性皮膚炎など、治療が必要な状態が隠れていることもあります。
美容室では髪の扱い方やケア製品の使用方法を相談できますが、頭皮の病気の診断はできません。症状を強い洗浄やスクラブで無理に取り除こうとせず、状態に合った対処を選びましょう。
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