ヘマチンとは?ヘアケアでの役割とカラー後の製品選び

ヘマチンは毛髪の補修・保護などを目的にヘアケア製品へ配合される成分です。髪の色を決めるメラニンとは別物で、配合されているだけで色落ちを防げるわけではありません。製品全体の特徴と使い方を確認しましょう。

カラー後のケア製品で見かける「ヘマチン」。成分名だけで選ぶ前に、どのような目的で配合されているのか、製品としてどんな使い方をするのかを確認しましょう。

ヘマチンはヘアケアに使われる成分の一つ

ヘマチンは鉄を含むポルフィリン誘導体で、ヘモグロビン由来のヘアケア原料として使われています。原料メーカーは、毛髪への付着による補修などの性質を紹介しています。

ただし、原料に関する試験の結果と、市販のシャンプーやトリートメントを使った際の結果は同じではありません。配合量、ほかの成分、洗い流すかどうか、髪の状態などにより仕上がりは変わります。

ヘマチンを含む製品を、すべて医薬部外品の「有効成分」配合製品として扱うこともできません。製品の区分と、メーカーが示す配合目的・特徴を確認することが大切です。

髪の色を決めるのはヘモグロビンではなくメラニン

地毛の色は、主に髪の内部にあるメラニン色素の種類と量によって決まります。血液中で酸素の運搬に関わるヘモグロビンを、髪の色素と説明するのは誤りです。

また、ヘアカラーでつけた色と地毛のメラニンも区別が必要です。ヘマチン配合品を使えばメラニンが増える、白髪が黒く戻る、カラーの退色が止まるとはいえません。花王の「髪の色」の解説では、メラニンと地毛の色の関係を確認できます。

カラーの色落ちは、成分一つでは決まらない

色持ちは、使った染料、染めた色の濃さ、ブリーチなどの履歴、洗髪、摩擦、日差しや過度な熱などによって変わります。傷んだ部分では染まり方や退色の仕方にも差が出るため、「乾燥しているから」「ヘマチンが不足しているから」と原因を一つに絞らないようにしましょう。

ヘマチン配合品を検討する場合も、まずは製品がカラーケア向けなのか、手触りやまとまりの調整が主な目的なのかを確認します。補修・保湿のケアは、傷む前の髪を完全に再生することとは異なります。

ヘマチン配合品を選ぶときの確認ポイント

製品全体の用途を見る
シャンプー、トリートメント、サロンで使う処理剤などでは使い方が異なります。配合成分の名前だけでなく、製品の説明を確認してください。

使用量・順番・すすぎ方を守る
多く使う、長く置く、別の製品に自己判断で混ぜるといった使い方は避けます。洗い流す製品は指定どおりにすすぎましょう。

髪と頭皮に合うか確認する
仕上がりの重さやきしみ、頭皮の刺激などが気になる場合は見直します。赤みやかゆみが出たら使用を中止し、症状が続く場合は皮膚科へ相談してください。

毎日のカラーケアでできること

熱すぎないお湯でやさしく洗い、十分にすすぎます。色持ちのために冷水を我慢して使ったり、必要な洗髪を極端に減らしたりする必要はありません。ドライシャンプーも通常の洗髪をずっと置き換えるものではありません。

濡れた髪をタオルで強くこすらず、根元や内側まで乾かしてから寝ましょう。アイロンは乾いた髪に、説明書と髪の状態に合う温度で短時間ずつ使います。屋外では帽子や日傘を活用し、紫外線対策製品は用途を確認して使ってください。

ヘマチンは製品選びで確認する要素の一つです。今の髪色、これまでの施術、使っている製品を美容師に伝え、髪に合うケアを相談しましょう。

参考:パシフィックプロダクツの製品資料(PDF)では、ヘマチンの配合目的として毛髪・地肌の保護などが案内されています。個々の製品の特徴と区別してご確認ください。

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