ブリーチは髪を明るくし、カラーの選択肢を広げる方法の一つです。ただし、明るくする過程で髪に負担がかかります。「ケアをすれば何度でも大丈夫」と考えず、希望の色と今の髪の状態を一緒に確認しましょう。

施術前は、過去の履歴と残したい長さを共有する
ブリーチ・黒染め・縮毛矯正・パーマ・セルフカラーの履歴を、分かる範囲で美容師へ伝えてください。毛先には以前の施術の影響が残っている場合があります。特に髪が切れやすい、濡れると極端に伸びる、絡まりが強いときは、追加のブリーチを見送る判断も必要です。
一度で希望の明るさにすることだけを優先せず、今できる色、残したい長さ、今後の施術計画を相談しましょう。「ケアブリーチ」や補修成分入りの製品でも、ダメージがなくなるわけではありません。頭皮への刺激の少なさと、毛髪への負担も別に考える必要があります。
洗うときは髪同士をこすり合わせない
髪を十分に濡らし、シャンプーは泡を広げながら頭皮を中心に洗います。毛先を丸めて強くこすったり、絡まりを力で引っ張ったりしないようにしましょう。洗浄力の強弱は「カラー用」などの名前だけで決めず、頭皮の状態と洗い上がりに合わせて選びます。
コンディショナーやトリートメントは製品の表示に従い、主に中間から毛先へなじませます。指や目の粗いコームで毛先側から少しずつほぐし、無理に通さないことがポイントです。放置時間を長くしたり大量につけたりすれば、補修効果が高まるとは限りません。

補修ケアは手触りを整えるもの。髪の再生とは違う
トリートメントや洗い流さないケアは、指通りを整えたり摩擦を減らしたりするために使います。傷んだ髪が栄養を取り込んで健康な状態に生まれ変わるわけではありません。ヘアマスクの頻度も一律に決めず、製品の使い方と髪の重さ・べたつきを見ながら調整してください。
紫シャンプーなどの色素入り製品は、主に色味を補うためのものです。黄ばみへの対応とダメージケアを混同せず、仕上がりの色や色素の入り方を美容師と確認して使いましょう。
乾かすときは根元から。アイロンは乾いた髪に
タオルで髪を挟んで水気を取り、洗い流さない製品を使う場合は指定量を目安になじませます。ドライヤーは説明書の距離を守り、根元から風を動かしながら乾かしてください。毛先だけに熱を当て続けず、濡れたまま寝ることも避けましょう。
一般的なヘアアイロンは十分に乾いた髪に使い、低い設定から必要な温度を探します。同じ場所を何度も挟んだり、長く止めたりしないでください。熱から髪を守るタイプのケア剤を使っても、過度の加熱を防げるわけではありません。引っ掛かりや切れ毛が強いときは、アイロンを休んで相談しましょう。

次回は、根元と毛先を分けて施術を考える
「何週間空ければ安全」という共通の間隔はありません。期間を空けても、既にブリーチした毛先の傷みが自然に元へ戻るわけではないためです。根元の伸び方と髪の状態を見て、伸びた部分だけの施術でよいか、既に明るい部分への負担を増やさず色味を変えられるか相談してください。
来店時には、切れ毛が増えた場所、濡れたときの絡まり、普段のアイロンの頻度も伝えましょう。髪の状態によっては、希望の明るさを調整したり、傷んだ毛先を整えながら伸ばしたりする選択肢があります。
ブリーチ後は、強い施術やケアを重ねるよりも、毎日の摩擦・熱を減らし、次の施術を髪の状態に合わせることが基本です。希望のカラーを楽しめる範囲を、美容師と確認していきましょう。
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