夏の冷房は暑さ対策に欠かせません。一方、冷風が長く当たると肌や目の乾燥が気になることがあります。冷房を止めて我慢するのではなく、風向きや室内環境を調整して快適に過ごしましょう。
冷房を使うと必ず乾燥する?
エアコンは空気を冷やす過程で水分を取り除くことがありますが、室内の湿度は外気や換気、運転条件によって変わります。設定温度だけで乾燥の程度は判断できないため、温湿度計で実際の室内環境を確認してください。
まずは風が直接当たる場所を避ける
顔や髪に冷風が当たり続ける場合は、風向きや座る位置を調整します。部屋を必要以上に冷やしすぎないようにしつつ、暑さを我慢して温度を上げすぎないことも大切です。
暑い日はエアコンを適切に使い、こまめな水分補給も意識しましょう。水分を多く飲めば髪のパサつきが治る、という意味ではありません。
髪と肌はそれぞれに合うケアをする
毛先のパサつきが気になるときは、シャンプー後のコンディショナーやトリートメントを製品表示に沿って使います。タオルで強くこすらず、ドライヤーの熱も一か所に集中させないようにしましょう。
髪の状態はカラーや熱、摩擦などでも変わるため、冷房だけを切れ毛の原因と決めつける必要はありません。肌は乾燥する部分に合う保湿剤を使い、かゆみや赤みが続く場合は皮膚科に相談してください。
加湿器は湿度を確かめてから
夏は湿度が高い日もあるため、冷房中だからと無条件に加湿する必要はありません。乾燥を確認して使用する場合は、結露やじめじめが続かないよう調整し、タンクやフィルターを説明書どおりに清潔に保ちましょう。
目やのどの症状が続く場合
目が乾くときは直風を避け、画面を見る作業の合間に休憩を取るなど、環境を見直します。目の乾燥や充血が続く場合は眼科に相談してください。痛みや見え方の変化があるときも、単なる乾燥として放置しないことが大切です。
のどの痛みや咳なども、乾燥だけが原因とは限りません。冷房が感染症を起こすと決めつけず、症状に応じて医療機関に相談しましょう。
まとめ
冷房中の乾燥対策は、実際の温湿度を確認し、直風を避け、髪や肌の状態に合ったケアをすることから始めましょう。涼しく過ごすことと、乾燥対策は両立できます。
参考:ダイキン「冷房と除湿はどうちがう?」、米国国立眼研究所「Dry Eye」、環境省 熱中症予防情報サイト