頭皮が粉をふく、洗った後につっぱる、かゆくて触ってしまう。そんなときは、保湿だけを増やす前に頭皮の状態と普段のケアを確認しましょう。美容室で相談できる日常のお手入れと、医療機関で確認したい症状を分けて紹介します。

かさつきやフケは乾燥だけが原因ではない
乾燥する季節や、熱いお湯・洗いすぎなどで頭皮のつっぱりを感じることがあります。一方、フケは皮脂が多い頭皮にも生じます。脂漏性皮膚炎、湿疹、乾癬などの病気が隠れている場合もあり、フケの見た目だけで原因を決めつけないことが大切です。

最近変えた製品や洗い方を確認する
シャンプー、整髪料、カラー剤などを変えてから症状が出た場合は、使い始めた時期と症状を記録しましょう。刺激を感じる製品は使用を中止し、複数の新しい製品を次々に追加することは避けます。美容室へ相談するときも、使っている製品名が分かるとお手入れを見直しやすくなります。

洗髪はぬるま湯・指の腹・丁寧なすすぎを基本に
熱すぎるお湯を避け、髪と頭皮を十分に濡らしてから洗います。シャンプーは製品表示の量を目安に使い、爪を立てず指の腹でやさしく洗いましょう。耳の後ろや襟足まで、すすぎ残しがないようにします。
洗う頻度は汗・皮脂・整髪料の使用などに合わせます。乾燥が気になるからと何日も洗わない、フケを落とそうと何度も強く洗う、といった極端な変更は避けてください。頭皮が脂っぽい場合もあり、合う洗髪頻度は人それぞれです。

シャンプーとコンディショナーを選ぶポイント
洗い上がりのつっぱりや刺激が気になる場合は、使用量やすすぎ方とともに、洗浄料を見直します。保湿成分の数だけで合う・合わないは判断できません。フケ・かゆみ対策の製品も、目的と使用方法を確認して使いましょう。
髪用コンディショナーは中間から毛先を中心になじませ、頭皮の保湿剤の代わりに塗り込まないようにします。頭皮に使える製品は、容器に書かれた方法に従ってください。

頭皮用保湿剤は使用部位と目的を確認する
乾燥対策として保湿剤を使う場合は、頭皮への使用が案内されている製品を選び、量・タイミング・洗い流すかどうかを確認します。しみる、赤みが出る、かゆみが増す場合は使用を中止してください。
頭皮用化粧水やトリートメントに、共通して発毛促進や皮膚病の治療効果があるわけではありません。清涼感の強さや特定の植物成分だけを基準にせず、製品の効能表示と自分の頭皮の反応を見て選びましょう。

マッサージや食事だけで治そうとしない
赤みや傷、痛みがある頭皮をマッサージしたり、フケを爪ではがしたりすると刺激になります。マッサージは乾燥や炎症を治療する方法ではないため、症状があるときは無理に行わないでください。
偏りの少ない食事と必要な水分摂取は体の健康を支えますが、水を多く飲むことや、ビオチン・ビタミンE・亜鉛などを追加することだけで、頭皮の乾燥やかゆみが治るとはいえません。サプリメントを対処法にせず、長引く症状は原因を確認しましょう。

乾かすときも刺激を減らす
タオルで強くこすらず、水分を押さえるように吸い取ります。ドライヤーは説明書に沿った距離を保って動かし、同じ場所に熱風を当て続けないようにしましょう。整髪料は必要な髪の部分に使い、頭皮へ繰り返しこすり込まないようにします。

皮膚科へ相談したい目安
赤みや強いかゆみ、痛み、ジュクジュクする症状、かさぶた、目立つ脱毛があるときや、やさしい洗髪へ見直してもフケが続くときは皮膚科へ相談してください。原因に応じた治療が必要な場合があります。症状が始まった時期、使用した製品、カラーなどの施術歴を伝えると診察に役立ちます。
SOY-KUFUでは、日々の洗い方や製品の使い方についてご相談いただけます。頭皮の症状がある場合は施術前にお知らせください。症状の診断や治療は医療機関で確認しましょう。
参考:米国皮膚科学会「How to treat dandruff」、花王「髪と頭皮にやさしい洗髪方法」
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