「毛穴の汚れを全部落としたい」と感じても、強くこすったり何度も洗ったりすると、頭皮に負担をかけることがあります。気になる状態を整理し、日常のケアでできることと医療機関へ相談したいことを確認しましょう。
ベタつきやフケだけで毛穴詰まりとは判断できない

頭皮には皮脂や汗、角質、整髪料などが付着します。ただし、ベタつき・フケ・かゆみはそれぞれ原因が異なることがあり、見た目や手触りだけで「毛穴が詰まっている」とは判断できません。

皮脂を取り切ることを目標にする必要はありません。洗った後につっぱる、かゆくなる、すぐに油っぽく感じるなど、頭皮の変化を見ながら洗髪頻度や使う製品を調整しましょう。
毛穴の洗浄と抜け毛対策を混同しない

「毛穴が詰まると通気性が悪くなり、髪へ酸素や栄養が届かなくなる」という説明は適切ではありません。頭皮表面を徹底的に洗えば、髪が生える、太くなるというものでもありません。

抜け毛にはさまざまな原因があり、治療も原因によって異なります。急に抜け毛が増えた、部分的に髪が抜けた、分け目などの変化が続いている場合は、洗浄を強める前に皮膚科に相談してください。

マッサージや頭皮パックで毛穴の詰まりを解消すれば薄毛を予防できる、と考えることも避けましょう。リラックスのためのケアと、脱毛症の診断・治療は別です。
自宅ではやさしく洗って、十分にすすぐ

まず髪と頭皮を濡らし、シャンプーを泡立てて指の腹でやさしく洗います。爪を立てたり、汚れを押し出そうと頭皮をつまんだりしないでください。生え際や耳の周囲、後頭部まで、すすぎ残しがないように流しましょう。

洗う回数は汗や整髪料の使用、洗い上がりに合わせて調整します。ベタつくからといって何度も強く洗うのは避け、乾燥しすぎたり油っぽくなりすぎたりしない頻度を考えましょう。
シャンプーや頭皮用製品の選び方

「無添加」「天然由来」などの表示だけで、刺激の少なさや自分に合うかは決まりません。使用方法を守り、洗い上がりと頭皮の様子を見て選んでください。新しい製品を使って違和感が出たら、いったん使用をやめましょう。
頭皮用の保湿製品は、乾燥が気になる場合の選択肢ですが、毛穴詰まりや脱毛症を治すものではありません。顔用のスクラブやクレンジング剤を自己判断で頭皮に使わず、頭皮への使用が認められた製品の説明に従ってください。
皮膚科と美容室に相談できること

赤み、痛み、膿のあるできもの、強いかゆみ、フケが続く場合や、抜け毛が増えた場合は皮膚科で相談しましょう。「汚れが原因」と決めて、洗浄やマッサージで対処し続けないことが大切です。
受診時は、症状が始まった時期、最近変更したヘアケア製品、カラーやパーマの時期を伝えると相談しやすくなります。美容室では普段の洗い方や整髪料の使い方を相談できますが、病気の診断や治療は医療機関が行います。
頭皮の変化を見ながら無理のないケアを
日常のケアでは、やさしく洗うことと、症状があれば早めに相談することを優先しましょう。規則正しい生活やバランスのよい食事も心がけつつ、「これだけで毛穴や抜け毛の問題を解消できる」という方法に頼らないようにしてください。
参考:日本皮膚科学会 抜け毛を防ぐ生活上の注意点/脱毛症について
【関連記事】
髪の健康を守るための秘訣!抜け毛の原因と対策 四条大宮の美容室SOY-KUFU
「忙しい日常でも簡単に美髪キープ!お手入れ簡単ヘアの秘訣」 四条大宮の美容室 SOY-KUFU
◆◆◆発行元◆◆◆
SOY-KUFU 四条大宮店
〒600-8383 京都府京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町60 シェルハイム中塚 201
075-366-3013