頭皮ケアの基本|洗い方・乾かし方とマッサージ、トリートメントの注意点

頭皮ケアの基本は、汚れをやさしく落とし、よくすすいで乾かすことです。マッサージやオイルを必ず追加する必要はありません。頭皮用と毛髪用の製品を使い分け、かゆみや抜け毛が続くときは皮膚科に相談しましょう。

頭皮のベタつきや乾燥が気になると、ケアを増やしたくなることがあります。まずは今の洗い方と製品の使い方を確認し、刺激を増やさずに整えていきましょう。

頭皮ケアは清潔に保つことが基本

髪は毛根で作られますが、頭皮を強く刺激すれば成長が促されるわけではありません。日常の頭皮ケアは、汗や汚れ、余分な皮脂を落とし、清潔に保つために行います。

皮脂をすべて取り去る必要はありません。一方で、頭皮が乾燥しているからといって汚れを残すのも避けたいところです。洗った後のつっぱりやベタつき、かゆみなどを見ながら、製品や洗い方を調整しましょう。

シャンプーは頭皮全体に行き渡らせてよくすすぐ

洗髪前に髪と頭皮を十分に濡らし、製品表示に沿った量のシャンプーを使います。指の腹で頭皮をやさしく洗い、爪を立てたり、髪同士を強くこすり合わせたりしないようにしてください。

後頭部や耳の後ろなども洗い残し・すすぎ残しがないようにします。洗浄力が強いほどよい、弱いほどよいと決めつけず、汚れが落ちて頭皮に刺激を感じにくい洗い上がりを目安に選びます。

洗髪後はタオルで押さえるように水分を取り、ドライヤーを一か所に当て続けずに乾かしましょう。熱さを我慢する必要はありません。毛先を乾かし過ぎないよう、風を動かして使います。

毛髪用トリートメントと頭皮用製品を使い分ける

トリートメントやコンディショナーは、主に髪の指通りや手触りを整えるためのものです。一般的な毛髪用製品は中間から毛先を中心に使い、頭皮に塗布できるかは製品表示を確認してください。頭皮へ栄養を届けるものとして、どの製品も根元に塗ることは避けましょう。

使用頻度や放置時間は製品ごとに異なり、一律に週1〜2回が理想というわけではありません。毎日の使用を想定したものも集中ケア用もあるため、表示に従います。重く仕上がる場合は量や塗る位置を調整しましょう。

マッサージやオイルは発毛のために必須ではない

頭皮を軽く動かすケアを心地よく感じることはありますが、マッサージで発毛を促せるとはいえません。爪や器具で強くこする、痛いほど押す、長時間繰り返すといった方法は避けてください。赤みや傷、かゆみがある場所は刺激しないようにしましょう。

アルガンオイルやココナッツオイルなどを頭皮に塗れば髪へ栄養を与えられる、というものでもありません。オイルを使う場合は頭皮への使用が認められた製品かを確認し、使用量や洗い流し方に従ってください。無理に日課にする必要はありません。

かゆみ・フケ・抜け毛が続く場合は皮膚科へ

フケやかゆみには、乾燥だけでなく皮膚の病気や製品による刺激などが関わる場合があります。清潔にしていればすべて防げるわけではありません。赤み、痛み、強いかゆみが続く場合は、使用中の製品を見直して皮膚科に相談してください。

急な抜け毛や部分的な脱毛、毛量の変化が続く場合も、血行不足や頭皮の汚れだけを原因と決めつけないことが大切です。美容室では洗い方や髪型の相談を、脱毛症の診断や治療は医療機関で相談しましょう。

まずは「やさしく洗う・よくすすぐ・乾かす」の基本を続け、製品を増やす前に頭皮と毛先それぞれの状態を確認してください。

参考:花王:髪と頭皮にやさしい洗髪方法/花王:コンディショナー・トリートメントの使い方/日本皮膚科学会:脱毛症と生活・食事

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