アルガンオイルやホホバオイルなど、ヘアオイルの表示にはさまざまな成分名が登場します。選ぶときは成分名ひとつの印象に頼らず、どんな仕上がりにしたいか、いつ使う製品かを確認することが大切です。
ヘアオイルでできること
ヘアオイルは髪の表面をなめらかにし、ツヤやまとまりを整えるために使います。パサつきや絡まりが気になる毛先に、必要な量をなじませるのが基本です。
すべての人に必須のアイテムではありません。髪が細い、根元がつぶれやすい場合は、重さが出ない量や質感を選びましょう。傷んだ髪を完全に元に戻したり、栄養を与えて髪を成長させたりするものではありません。

植物油の成分名だけでは効果を決められない
アルガン油、ホホバ油、ヤシ油(ココナッツオイル)、アボカド油、ブドウ種子油(グレープシードオイル)、サフラワー油、シア脂などがヘアケア製品に使われます。ただし、同じ成分を含んでいても、配合量やほかの成分との組み合わせで使い心地は変わります。

「アルガンなら傷みが修復する」「ホホバならフケが改善する」と一対一で選ぶことはできません。ローズヒップについても、果実や飲料の栄養情報を、そのままオイルや髪への効果に置き換えないようにしましょう。
天然由来だから刺激がない、というわけでもありません。香りや使用感を含めて確認し、かゆみや赤みなどが出た場合は使用を中止してください。

仕上がりの目的から選ぶ
さらっと仕上げたい場合は、軽い質感を目的とした製品を少量から試します。毛先の広がりを抑えたい場合は、まとまりを重視した製品を選び、髪の内側からなじませましょう。
濡れたようなツヤや束感が欲しい場合は、スタイリング用かどうかを確認します。乾かす前のケア用と仕上げ用では使用方法が違うことがあるので、用途を見て選んでください。

つける量とタイミングを確認する
まず手に広げ、毛先や中間の気になる部分へ少量ずつなじませます。根元や前髪は重くなりやすいため、つけすぎに注意しましょう。一律のプッシュ数ではなく、製品表示と髪の長さ・量に合わせて調整します。
濡れた髪に使うもの、乾いた髪に使うもの、両方に使えるものがあります。ドライヤーやアイロンの前に使う場合も対応した製品か確認し、説明どおりに使用してください。オイルをつければ熱の負担がなくなるわけではありません。

UV対策や頭皮ケアを目的にするときの注意点
一般的なヘアオイルにUV防御効果があるとは限りません。紫外線対策が目的なら、その用途が表示された製品を選び、帽子や日傘も活用しましょう。植物油の抗酸化に関する説明だけで日焼け止めの代わりにはできません。
髪用のオイルを頭皮や顔に使えるとは限りません。使用できる部位を確認してください。頭皮のフケ・赤み・かゆみが続く場合は、オイルで治そうとせず皮膚科へ相談しましょう。

髪が増える効果とは区別する
ココナッツ、ローズヒップ、アボカドなどのオイルを髪に塗ることで、発毛や髪の成長が促されるとはいえません。抜け毛が増えた、部分的に薄くなったなどの変化がある場合は、ヘアオイル選びとは別に原因を確認することが必要です。
迷ったら普段の使い方と悩みを美容師へ
今使っている製品名、つける量とタイミング、「重くなる」「毛先だけ広がる」などの悩みを伝えてみましょう。成分名で決めるより、目的と日常の使い方をそろえる方が選びやすくなります。

参考:花王 トリートメントの機能と使い分け/ナプラ N. ポリッシュオイルの製品情報/日本皮膚科学会 抜け毛を防ぐ生活上の注意点
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