「ケラチントリートメント」という名前だけでは、どのような仕上がりになるかは判断できません。自宅で使う製品なのか、美容室で熱を使う施術なのかを確認し、目的と髪の状態に合わせて選びましょう。

ケラチンは髪を構成するタンパク質
ケラチンは髪の主な構成成分であるタンパク質です。ヘアケア製品には、加水分解ケラチンなど、補修・保護の目的で加工されたケラチン由来成分が使われることがあります。
髪に配合成分をなじませて手触りやまとまりを整えることと、傷んだ髪が新しい髪へ再生することは別です。仕上がりはケラチンだけでなく、ほかの配合成分、使用方法、髪の傷み具合によっても変わります。
同じ「ケラチントリートメント」でも内容は異なる
家庭用には洗い流すもの・洗い流さないものがあり、サロンでは複数の製品を組み合わせたり、熱を使ったりする場合があります。名称だけで効果や持続期間を一律に決めることはできません。
期待するのが絡まりの軽減、手触り、ハリ感、まとまりのどれなのかを整理しましょう。どの悩みに対応するメニューか、熱を使うか、施術時間や料金、家庭でのケアも事前に確認してください。
縮毛矯正やストレート施術とは区別する
ケラチンが配合されているだけで、くせが伸びるとは限りません。くせを伸ばしたい場合は、補修を目的としたトリートメントか、形状を変える施術かを美容師に確認しましょう。
熱を使うメニューも「トリートメント」という名前だけで低負担と判断しないことが大切です。ブリーチ・縮毛矯正・カラーの履歴、切れ毛や傷みを伝え、今の髪に合う方法か相談してください。

自宅で使う場合は量と時間を守る
洗い流す製品は指定された量と放置時間を守り、傷みや絡まりが気になる中間から毛先を中心になじませます。頭皮への使用を想定していないものは頭皮に塗り込まないようにしましょう。
洗い流さない製品は、濡れた髪用・乾いた髪用などの指定を確認します。ケラチン配合だからといって毎日何度も重ねたり、自己判断でアイロンの温度を上げたりしないでください。重さやごわつきなどが気になる場合は、量や組み合わせを見直します。
持続期間や次回の施術は仕上がりを見て相談
手触りが続く期間は、製品や施術、髪の状態、洗髪やスタイリングによって変わります。「一度で永久に補修」「全員同じ間隔で施術」とは考えず、次回の目安を確認しましょう。
枝毛や切れ毛がある場合は、必要に応じて毛先を整えることも選択肢です。カットは傷んだ部分を取り除き形を整えるためのもので、毛根の成長を速めたり頭皮を治療したりするものではありません。伸ばしたい長さと傷みを見ながら相談してください。

施術後も熱と摩擦を抑える
タオルで強くこすらず、絡まりは毛先から少しずつほどきます。ドライヤーは説明書に沿った距離で動かし、アイロンは機種の指定に従って乾いた髪に使い、低めの温度から調整しましょう。
熱保護をうたう製品を使っても、長時間の加熱が許されるわけではありません。施術後の洗髪やカラー・パーマの時期に指定がある場合は、美容師の案内を確認してください。
参考:ミルボン「リペア」製品情報。ケラチン由来成分を補修・保護目的で配合する例であり、すべてのケラチントリートメントが同じ処方・効果という意味ではありません。
【関連記事】
シャンプーの奥深き世界:美容師が教える成分選びのポイント 四条大宮の美容室SOY-KUFU
「美容師が見る!避けたい「間違ったヘアケア」5つのポイント」 四条大宮の美容室 SOY-KUFU
◆◆◆発行元◆◆◆
SOY-KUFU 四条大宮店
〒600-8383 京都府京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町60 シェルハイム中塚 201
075-366-3013