白髪ぼかしは、ブリーチなしでもできる場合があります。通常のヘアカラーで白髪と黒髪の明るさの差をやわらげる方法や、ブリーチを使わずに控えめなハイライトを入れる方法があります。
ただし、ブリーチを使うハイライトほど大きな明度差は出しにくく、暗い白髪染めや黒染めの履歴がある髪では、一度で希望の明るさにならないことがあります。「ブリーチあり・なし」は白髪の量だけで決めず、現在の髪色、施術履歴、希望する明るさ、髪の状態を見て選びます。
白髪ぼかしは1つの施術名ではありません
白髪ぼかしは、白髪と周囲の髪のコントラストを弱め、伸びてきた白髪をなじませて見せる考え方の総称です。美容室によって、通常のヘアカラーだけで行う方法、細いハイライトを加える方法、ローライトを組み合わせる方法など、内容が異なります。
そのため、「白髪ぼかし」と書かれたメニューが必ずブリーチを使うとは限りません。反対に、「ブリーチなし」と書かれていても、希望する明るさや現在の履歴によっては、できる色の範囲が限られます。予約前に施術内容を確認することが大切です。
ブリーチなしの白髪ぼかしは主に2通り
1. 通常のヘアカラーで全体の明暗差をやわらげる
黒髪を真っ暗に染めて白髪を隠すのではなく、地毛側を少し明るくしながら白髪にも色味を入れ、白と黒の差を小さくする方法です。筋状のハイライトを作らないため、自然で均一な印象を希望する方に向きやすい選択肢です。
花王の公式Q&Aでは、明るいヘアカラーには黒髪のメラニン色素を脱色する成分が含まれるため、事前にヘアブリーチをしなくても明るく染められると説明されています。ただし、どこまで明るくなるかは髪質と履歴によって変わります。
2. 明るいカラー剤で控えめなハイライトを作る
ブリーチではなく、通常のカラー剤を部分的に使って細い明るさの差を作る方法です。コントラストは穏やかになりやすく、職場で明るさの制限がある方や、筋がはっきり見える仕上がりを避けたい方が検討しやすい方法です。
一方で、地毛が暗い、太くて明るくなりにくい、すでに暗い染料が残っている場合は、明るさの差が十分に出ないことがあります。
ブリーチあり・なしの違い
出せる明るさとコントラスト
ブリーチありは、髪のメラニンをより大きく減らし、明るい筋と暗い部分の差を作りやすい方法です。白髪の白さに近い明るい部分を増やしたい場合や、透明感のある明るい色を希望する場合に検討されます。
ブリーチなしは、変化が穏やかな分、自然な仕上がりになりやすい一方、明るさの上限があります。「白髪を完全に隠す」のではなく、周囲との差を少しずつやわらげたい方に合うことがあります。
髪への負担
ブリーチは高い明度まで髪を明るくできる反面、髪への負担が伴います。資生堂プロフェッショナルも、ヘアカラーやブリーチのダメージ要因は複合的であり、希望の明度や塗布箇所に合わせて薬剤を選ぶと説明しています。
ブリーチなしでも、薬剤を使う以上、髪や頭皮への負担がゼロになるわけではありません。過去にカラーで強くしみたことがある、切れ毛が増えている、縮毛矯正やパーマを繰り返している場合は、予約時に必ず伝えてください。
色落ち後の見え方
ブリーチ部分は時間とともに色味が抜け、黄みや明るさが目立つことがあります。ブリーチなしは変化が穏やかなことが多いものの、使用した色や髪の状態によって褪色します。どちらも色落ちしない方法ではありません。
ブリーチなしが向きやすい人
- 派手な筋感より、自然でやわらかな仕上がりを希望する
- 職場や生活上、明るさに制限がある
- 大幅な明るさ変更より、白髪と地毛の差を穏やかにしたい
- ブリーチ履歴を増やさず、今後の施術選択を残したい
- 縮毛矯正やパーマなど、ほかの施術履歴がある
当てはまっても、必ずブリーチなしが最適とは限りません。白髪が集中している場所や地毛の明るさによっては、別の方法のほうが希望に近づく場合があります。
ブリーチを検討する場面
- 地毛と白髪の明るさの差をより大きく縮めたい
- 明るいベージュや透明感のある色を希望する
- 立体感が分かるハイライトデザインを楽しみたい
- 通常のカラー剤では必要な明るさが出にくい
ブリーチを使う場合も、髪全体を明るくするとは限りません。必要な場所だけに細く入れる、顔まわりや分け目の範囲に絞る、複数回に分けるなど、負担と仕上がりのバランスを考えます。
暗い白髪染め・黒染め履歴がある場合
過去の暗い染料が残っている髪は、ブリーチなしでは明るくなりにくいことがあります。花王の公式情報でも、ヘアカラー由来の染料はヘアカラーやブリーチで脱色しにくく、根元だけ明るくなる色むらの原因になり得ると説明されています。
この場合は、一度で明るくしようとせず、根元と毛先の薬剤を分ける、残っている色を見ながら数回に分ける、希望の明るさを調整するなどの選択があります。いつ、どこを、どの製品で染めたかを分かる範囲で伝えてください。
カウンセリングで伝える5つのこと
- 最後に染めた時期と、美容室かセルフカラーか
- 白髪染め・黒染め・カラートリートメントの使用歴
- 縮毛矯正、パーマ、ブリーチの履歴
- 希望する明るさと、避けたい明るさ
- 白髪が特に気になる場所
希望に近い写真がある場合は、色だけでなく「筋を目立たせたいか」「全体を自然になじませたいか」も伝えると、方法を選びやすくなります。
よくある質問
ブリーチなしなら髪は傷みませんか?
傷まないとは言い切れません。通常のヘアカラーでも髪への負担はあります。ブリーチを使わないことだけでなく、塗る範囲、薬剤、施術履歴、次回までのケアを含めて考えます。
ブリーチなしでも明るいベージュにできますか?
現在の髪色が明るい場合や白髪の割合が多い場合は、近づけられることがあります。地毛が暗い、暗い染料が残っている、寒色の透明感を強く求める場合は、ブリーチなしでは難しいことがあります。
白髪が多いほどブリーチが必要ですか?
白髪の量だけでは決まりません。白髪が多い髪は、白い部分そのものを生かしてブリーチを減らせる場合もあります。白髪の分布、黒髪との割合、希望色で判断します。
最初はブリーチなしで、後からハイライトを追加できますか?
髪の状態と残っている染料によっては可能です。ただし、後から大幅に明るくする予定がある場合は、初回からその計画を美容師へ伝えておくほうが選択肢を残しやすくなります。
SOY-KUFUで方法を相談する
「ブリーチは避けたい」「明るさはここまで」「白髪が目立つ場所だけ整えたい」など、決まっていることだけお伝えください。髪の状態を確認し、できる範囲と難しい範囲を分けてご案内します。
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参考情報
施術方法と仕上がりは、髪の状態、白髪の生え方、これまでの履歴によって異なります。
