植物由来の原料やオーガニック原料を使ったシャンプーを選びたいとき、パッケージの言葉だけでは違いが分かりにくいことがあります。表示の意味と、日々の使い方を整理します。

オーガニックは、すべて同じ基準ではない
「オーガニック原料配合」と「製品が特定の認証を受けていること」は同じではありません。どの原料を使っているのか、製品に認証があるのか、ある場合は認証機関と基準の説明を確認しましょう。
オーガニックだから化学的に処理した成分を含まない、香料や防腐剤がすべて不使用、とは一律にいえません。水や植物油を含め、化粧品の成分はそれぞれ化学的な性質を持っています。「化学成分ゼロ」というイメージで安全性を判断しないようにしましょう。
自然由来指数の高さは、安全性の点数ではない
日本化粧品工業会の自然オーガニック指数表示の解説によると、ISO 16128は原料や製品中の自然・オーガニック成分の比率の計算方法を示すもので、製品がオーガニック化粧品かどうかを判定するものではありません。
自然指数・自然由来指数・オーガニック指数などは種類が異なり、計算に水を含むかどうかも併記されます。これらの指数は安全性や品質を規定するものではないため、数字だけで刺激の少なさを比較しないようにしましょう。
敏感な頭皮やアレルギーがある方は成分も確認
天然由来の植物エキスや精油でも、刺激やアレルギーが起こる場合があります。オーガニックなら敏感肌でも安心、という保証にはなりません。過去に合わなかった製品や、分かっているアレルギーがある場合は、その情報をもとに選びます。
天然の香りも、誰にとっても穏やかとは限りません。香りの有無や強さは別に確認してください。使用中にかゆみ・赤み・腫れなどが出たら中止し、症状が続くときは皮膚科に相談しましょう。

洗浄力は植物エキスだけでは決まらない
シャンプーの洗浄力や泡立ち、すすぎ後の手触りは、洗浄成分とその組み合わせなど製品全体の処方で変わります。植物エキスやオイルが入っているだけで洗浄力が弱い、皮脂を適度に残せるとはいえません。
頭皮のべたつき・乾燥感、整髪料の使用量、洗った後の絡まりを見ながら調整しましょう。環境への配慮を重視する場合も、原料調達、包装、詰め替えなど、メーカーが説明している具体的な取り組みを確認してください。
洗い方は、製品表示を守りやさしく
まず髪と頭皮を十分に濡らし、表示された量のシャンプーを使います。コインの大きさを共通の基準にせず、製品と髪の長さ・量に合わせてください。通常の泡立つタイプは、手で軽く広げてからなじませます。
指の腹で頭皮をやさしく洗い、爪を立てたり毛先をこすり合わせたりしないようにします。耳の後ろや襟足も丁寧にすすぎ、洗浄成分を残さないようにしましょう。泡が少ないことだけを理由に何度も洗い直さず、汚れと製品の指示に合わせます。
必要に応じてコンディショナーなどで毛先の手触りを整え、タオルで押さえるように水気を取って乾かします。オーガニックでも長く使うほど必ず合うようになるわけではないので、違和感を我慢しないでください。

表示への納得感と、実際の使い心地を両方見る
原料の由来を大切にしながら、自分の頭皮と髪に合う製品を選ぶことが大切です。美容師へ相談するときは、使っている製品と、洗った直後・乾かした後に気になることを伝えてみてください。
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