染めた色を長く楽しみたいとき、ヘマチン配合のシャンプーやトリートメントが気になる方もいるでしょう。成分名だけで選ぶ前に、配合目的と製品としての説明を分けて見ていきます。
ヘマチンは毛髪補修成分として使われます
ヘマチンは、シャンプーやトリートメントなどに配合されるヘアケア成分の一つです。メーカーが毛髪補修成分として表示している製品があります。手触りやまとまりを整えるケアの選択肢ですが、傷んだ髪が健康な髪として再生するという意味ではありません。

「有効成分」という言葉は、医薬部外品で承認された効能に関わる成分の表示にも使われます。ヘマチンが入っていることだけを理由に、薬用の有効成分や治療効果があると考えないようにしましょう。製品区分とメーカーの表示を確認してください。
カラーの色持ちは、製品全体で確認する
ヘマチン配合の製品には、カラーケアを目的に案内されているものがあります。例えばmyBoostarsのヘマチンシリーズは、従来品との比較として髪色の持続を説明しています。これはその製品の説明であり、すべてのヘマチン配合製品で同じ結果が得られることを示すものではありません。
配合量やほかの成分、洗い方、髪の傷み、使用したカラーによっても仕上がりは変わります。「ヘマチンが髪の色素を作るから染めた色が残る」とは説明できず、白髪を黒髪に戻すことを期待して選ぶ成分でもありません。
無色とは限らず、使い方も製品で違います
ヘマチン配合のヘアケアは、すべて無色ではありません。myBoostarsの公式案内では、成分の特性による黒色と、衣類を汚す可能性への注意が示されています。製品の色が黒いことと、白髪染めのように染める機能があることは別です。
シャンプー、トリートメント、ミストなどでは使う順番やすすぎの要否が異なります。表示された量・使用場所・放置時間を守り、長く置いたり多く使ったりすれば効果が高まるとは考えないようにしてください。

色落ち対策は毎日の扱い方も大切
カラーの種類によって色落ちの仕方は異なりますが、洗髪、熱、紫外線、髪の状態などが関係します。ヘマチン配合製品だけで色落ちを完全に防ぐことはできません。カラーケア製品は、頭皮の洗い上がりと髪の扱いやすさも確かめて選びましょう。
施術後の洗髪時期は、使用した薬剤や仕上がりに合わせて美容師に確認してください。すべてのカラーで48時間シャンプーを控えるという一律の決まりはありません。頭皮にかゆみ・刺激などが出た場合は、色持ちを優先して我慢しないでください。

洗髪後はタオルでこすらず水分を取り、ドライヤーを動かしながら乾かします。アイロンは乾いた髪に低めの温度から使い、同じ場所へ繰り返し熱を当てないようにしましょう。洗い流さないトリートメントも製品表示に従って必要な量を使います。
成分名より、目的と使い心地で選びましょう
色落ちが気になるのか、絡まりやパサつきを整えたいのかを整理し、製品ごとの説明を確認してください。使った後に頭皮の赤みやかゆみなどが出た場合は使用を中止します。カラーの履歴や今の髪色も含めて美容師に相談すると、自分に合うケアを考えやすくなります。
参考:myBoostars:ヘマチンシリーズ公式案内、日本化粧品工業会:化粧品と薬用化粧品。