ヘアケアの化粧品・医薬部外品・医薬品の違い|表示の見分け方

製品を選ぶときは、容器の分類表示と効能・使用方法を確認しましょう。化粧品、医薬部外品、医薬品では目的や表示できる効能が異なり、薬用ならどんな髪の悩みにも効くというわけではありません。

シャンプーや頭皮用ローションは、見た目や使い方が似ていても分類が異なることがあります。商品名や広告の印象だけで選ばず、何を目的に使う製品なのかを、容器・外箱・説明書で確認することが大切です。

化粧品と医薬部外品は、何が違う?

化粧品のヘアケア製品は、髪や頭皮を清潔にする、うるおいを与える、髪の手触りや形を整えるなどの目的で使います。シャンプー、コンディショナー、ヘアオイル、スタイリング剤などが例です。同じ種類の商品でも医薬部外品に分類されるものがあるため、個別に表示を確認しましょう。

医薬部外品は、認められた範囲の効能を持ち、人体への作用が緩和な製品です。薬用化粧品や育毛剤などが含まれ、容器や外箱に「医薬部外品」と表示されます。承認された効能の範囲で使うもので、病気の治療全般を目的とする医薬品と同じ扱いではありません。

「医薬部外品だから必ずよく効く」「化粧品だから効果がない」と優劣を付けるのではなく、使う目的に合うかを見ます。化粧品が一品ずつ国の効果審査を受けている、という意味でもありません。

商品を選ぶときに確認する4つの表示

まず分類を確認し、次に効能・効果を読みます。たとえば薬用シャンプーを選ぶ場合も、どのような効能がその製品に表示されているかを確認してください。「薬用」という言葉だけでは判断できません。

続いて成分表示と使用方法・注意事項を確認します。有効成分の名前だけを見て、別の商品にも同じ使い方や効果があると考えないことが大切です。使用量、回数、洗い流すかどうかなどは、手元の製品の案内に従いましょう。

育毛剤と発毛剤を混同しない

医薬部外品の育毛剤には、育毛、脱毛の予防、発毛促進などの効能が認められる製品があります。ただし、すべての製品が同じ効能を持つわけではありません。また、医薬品の発毛剤と同じ治療効果を意味するものでもありません。

医薬品の発毛剤は、対象となる脱毛の種類や使用できる年齢・性別などが製品ごとに決まっています。ミノキシジルを配合した一般用医薬品もありますが、誰にでも使用できるわけではないため、説明書を確認し薬剤師へ相談してください。

ミノキシジルなどが入っていないことを理由に、育毛剤を「有効成分が不足している製品」と判断するのは適切ではありません。頭皮用の化粧品や健康食品を、医薬部外品の育毛剤・医薬品の発毛剤とひとまとめにしないようにしましょう。

症状が続くときは、製品選びだけで対処しない

赤み、かゆみ、強いフケ、急な抜け毛などが続く場合は、原因に合う対応が必要です。育毛剤やシャンプーを次々に替える前に皮膚科へ相談してください。使用中に刺激や異常が出た場合も、使用を中止して相談しましょう。

美容室では、髪の仕上がりや日常の扱い方、ヘアケア製品の使い方を相談できます。病気の診断や薬の選択が必要な場合は、医師・薬剤師の説明を優先してください。

情報は製品の表示と公式資料で確認する

広告や口コミにある体験が、自分にも同じように当てはまるとは限りません。分類・効能・対象者・使い方を確認し、目的に合う製品を選びましょう。

参考:日本化粧品工業会:化粧品と薬用化粧品、化粧品等の適正広告ガイドライン、ロート製薬:一般用発毛剤の製品情報と使用上の注意の一例

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