シャンプーを替えたいとき、何を基準に選べばよいか迷うことがあります。価格や目立つ配合成分だけで決めず、今の悩みと洗い方を整理してみましょう。

シャンプーの基本は汚れを落とすこと
シャンプーは、皮脂や汗、ほこり、整髪料などを洗い流し、髪と頭皮を清潔に保つために使います。洗浄に加えて、指通りや手触りを整える成分が配合されている製品もあります。
頭皮を清潔にすることと、髪を発毛させたり、傷んだ毛髪を元の状態に再生したりすることは別です。シャンプーだけで薄毛や皮膚の病気を改善できるとは考えないようにしましょう。

成分名だけで効果や刺激の少なさを決めない
アルガンオイルなどの油分、ヒアルロン酸などの保湿成分、加水分解ケラチンや加水分解シルクなどは、製品に応じて保湿や補修、手触りを整える目的で配合されます。成分が入っていることだけで、内部まで補修できる、髪が強くなる、髪が伸びるとは判断できません。
「天然由来」「無添加」「パラベンフリー」でも、すべての人に刺激がないとは限りません。植物エキスや精油が配合されているから、頭皮の炎症を治せるわけでもありません。過去に合わなかった製品や成分がある場合は、表示を確認してメーカーや医師に相談してください。

頭皮の状態と髪の仕上がりを分けて選ぶ
ベタつきが気になる場合
汗や皮脂、整髪料を落とせているか、洗髪の頻度やすすぎ方も見直します。ティーツリーや柑橘系の成分がある製品に限定する必要はありません。強くこすったり何度も洗ったりせず、洗った後の状態を確認しましょう。
乾燥感やつっぱりがある場合
洗い上がりが合う製品を選び、熱すぎるお湯や強い摩擦を避けます。毛先のパサつきと頭皮の乾燥は同じ悩みではないため、毛先はトリートメントなどで整える方法も考えます。
カラー・パーマ後の場合
施術履歴と髪の状態に合わせて相談してください。カラー後向けなどの表示も参考になりますが、製品だけで色やカールの持続が保証されるわけではありません。
かゆみ・赤み・フケが続く場合
肌に合わない製品や皮膚炎などが関係することもあります。強い症状がある場合や繰り返す場合は皮膚科に相談し、植物成分入りの製品で自己治療しないようにしましょう。

予洗い・やさしい洗浄・すすぎを見直す
まず髪と頭皮を十分にぬらし、製品に表示された量を目安にシャンプーをなじませます。泡立ちが悪いときは、整髪料や予洗いの状態も確認し、むやみに量を増やさないようにしましょう。
爪を立てず、指の腹で頭皮をやさしく洗います。洗浄のために強くマッサージする必要はありません。生え際や耳の後ろ、襟足もすすぎ残しがないよう丁寧に流してください。
髪の手触りはトリートメントで調整する
コンディショナーやトリートメントは、髪の指通りやまとまりを整えるために使います。頭皮用でないものは中間から毛先を中心に付け、量や放置時間、すすぎ方は製品の説明を守ります。
べたつく・重い・パサつくと感じたときは、種類だけでなく量や付ける範囲を調整することも考えます。髪や頭皮に異常が出た場合は使用をやめ、症状に応じて医療機関へ相談してください。

普段の使い方も美容師に伝える
使っている製品名、洗髪の頻度、乾かし方、気になる症状や仕上がりを伝えると相談しやすくなります。新しい製品を増やす前に、今のケアのどこを変えるか確認しましょう。
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