冬は乾燥や衣類とのこすれで、髪が絡んだり静電気が気になったりすることがあります。髪をきれいに整えるつもりのケアで、引っ張りすぎていないかも見直してみましょう。

摩擦で髪はどう傷む?
髪の表面はキューティクルという、うろこ状に重なった層で覆われています。強い摩擦が繰り返されると表面が傷み、ざらつきや引っかかり、切れ毛につながる場合があります。特に濡れた髪はデリケートなので、こすったり無理に引っ張ったりしないことが大切です。
絡まりは毛先から少しずつほどく
まず毛先の絡まりを取り、ほどけたら少し上の部分へ進みます。最初から根元にブラシを入れて一気に引き下ろすと、途中の結び目を強く引っ張ってしまいます。絡まった部分より上を手で支え、目の粗いコームなどでゆっくりほどきましょう。
髪の束を少しずつ分け、引っかかったらいったん止めます。痛みを我慢して引く必要はありません。固く絡まってほどけないときは、美容室で相談してください。
濡れた髪をとかすタイミング
直毛は少し乾いてから、目の粗いコームなどでやさしくとかす方法が向いています。カールが強い髪などは、コンディショナーで滑りがよい状態のほうがほどきやすい場合があります。髪質に合うタイミングを選び、洗い流す製品は最後に表示どおりすすぎましょう。
朝と夜のどちらが優れている、1日1〜2回が必須、というものではありません。スタイリングや絡まりを取るために必要な分だけ行います。血行や発毛のために、何度もブラッシングしたり頭皮を強く刺激したりする必要はありません。

ブラシとヘアケア製品の選び方
ブラシやコームは、髪の長さ・カールの強さ・毛量に合うものを選びます。天然素材なら必ず髪にやさしいとは限らず、歯の間隔や先端の状態、引っかかりにくさも確認しましょう。欠けや変形のある道具は使用を避けます。
コンディショナーや洗い流さないトリートメントは指通りを整える助けになります。濡れた髪用・乾いた髪用などの表示に従い、毛先を中心に使ってください。製品をつければ摩擦の影響がなくなるわけではありません。
タオルや帽子・マフラーとのこすれも見直す
タオルはゴシゴシ動かさず、髪を挟んで水分を吸い取ります。帽子やマフラーで髪が絡みやすい場合は、引っかかりにくい内側の素材を選んだり、長い髪をゆるくまとめたりして、繰り返しこすれるのを減らしましょう。
シルクやサテンのなめらかな質感を利用する方法もありますが、素材だけでダメージを防げるとは限りません。きつい結び方や、濡れたままの髪を強くこすることも避けてください。

参考:米国皮膚科学会「髪を健やかに保つケア」、花王「髪のダメージ」
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