カラーの刺激を「きれいに染めるために仕方がない」と我慢する必要はありません。症状が出たときの対応と、次に染める前に伝えておきたいことを整理します。
目次
しみたときはまず中止して伝える

施術中に痛み・強い刺激・かゆみなどがあれば、すぐに美容師へ伝え、施術を中止して薬剤を洗い流す対応を受けましょう。自宅で使っている場合も使用を中止し、製品の指示に従って十分に洗い流してください。
赤み・腫れ・発疹などが出た、症状が続く場合は皮膚科へ相談してください。息苦しさ、喉の違和感、全身のじんましん、めまいなどがある場合は、救急対応が必要です。重い症状なら119番へ連絡してください。
刺激とかぶれの違い

薬剤の刺激による反応と、成分に対するアレルギーによる反応は異なります。頭皮に傷や炎症があると刺激を感じる場合がありますが、症状や出た時間だけで自分で区別することはできません。
これまで問題なく染めていても、後からアレルギーが起こることがあります。「ジアミンが体内にたまって一定量を超えるから」と単純に説明できるものではありません。詳しくは日本ヘアカラー工業会の刺激性・アレルギー性のかぶれの説明をご確認ください。
再使用を避ける場合とパッチテスト

過去にヘアカラーでかぶれた方は、酸化染毛剤を使わないでください。別ブランド、低刺激をうたう製品、頭皮につけない塗り方に替えて再挑戦することも避けます。パッチテストでも反応が起こり得るため、自己判断で試し直さず皮膚科へ相談しましょう。
過去にかぶれたことがない方も、酸化染毛剤を使用するときは毎回、48時間前から使用説明書に従ってパッチテストを行います。テスト中に異常があれば洗い落とし、染毛しません。
参考:かぶれを経験した方への案内/パッチテストの手順(日本ヘアカラー工業会)
ルビオナの自然由来表示について

この記事で紹介していたルビオナは、白髪染めのシリーズです。2020年のメーカー発表では自然由来成分94%という表示があり、水を含むメーカー定義に基づく全色使用時の平均とされています。この割合は、かぶれにくさや安全性を示す割合ではありません。
タカラベルモントの2020年発表にも、ヘアカラーでかぶれた方には使わないこと、使用前のパッチテストの注意が記載されています。自然由来だから安心、アレルギーがあっても使える、という判断は避けてください。現在の取り扱いや使用製品は予約時に確認しましょう。
保護オイル・塗り方で防げることの限界

頭皮に直接つけない塗布やカラー用の保護剤は、頭皮への接触を減らすために検討する方法です。ただし、すすぎ時の接触もあり、刺激やアレルギーを完全に防げるものではありません。保護オイルを塗れば染めてよい、とは考えないでください。
ヘアマニキュアなど別の種類の染毛料を検討する場合も、刺激やかぶれが起きない保証はありません。黒髪を明るくできるか、根元をどこまで染められるかなどの違いも含め、症状の確認後に医師・美容師へ相談しましょう。
施術前の頭皮と体調を確認

頭皮に傷・湿疹・日焼けによる赤みがある、体調がすぐれないなどの場合は、予約時や施術前に伝えてください。無理に予定どおり染めず、症状や使用製品の注意事項に合わせて延期を検討します。
直前に頭皮を強く洗ったり、爪でかいたりすることは避けましょう。当日の洗髪や整髪料については施術先へ確認してください。皮脂を残せばアレルギーを防げるわけではありません。
フケ・かゆみがあるとき
フケやかゆみには複数の原因があり、すべてを乾燥や洗い残しで説明することはできません。赤み・痛み・かさぶた・吹き出物などが続く場合は、カラーを重ねる前に皮膚科へ相談してください。自分でかさぶたをはがしたり、吹き出物をつぶしたりしないようにしましょう。
日常ケアと美容室で伝えること

熱すぎないお湯と指の腹でやさしく洗い、シャンプーを十分にすすぎます。市販かサロン専売かだけで洗浄力や刺激の強さは決まりません。新しい製品で刺激が出た場合は使用を中止し、症状が続くときは相談しましょう。
関連する手入れ:市販とサロンのシャンプーの違い/シャンプーとトリートメントの使い方
相談時は、どの施術・製品で、いつ、どこに、どんな症状が出たかを伝えてください。分かる範囲の製品名や症状の写真も役立ちます。前回は軽かったから大丈夫と判断せず、施術前に共有しましょう。
まとめ

カラーがしみるときは我慢せず、症状の確認と必要な受診を優先します。塗り方や保護剤、自然由来の表示を「必ず安全に染められる方法」と考えず、過去の反応を伝えたうえで次の方法を相談してください。
◆◆◆発行元◆◆◆
美容院SOY-KUFU 高田馬場店【ソイクフ】
03-5944-9978
〒171-0033
東京都豊島区高田3丁目16-9 小倉ビル2F A
