免許欄は「持っていない」ではなく「取得見込み」と時期を書く
「国家試験はまだ先だけど、免許欄は空けていいのか」「『取得予定』と『取得見込み』のどちらを書くのか」。美容学生の履歴書で手が止まりやすいのは、この免許欄です。
基本の考え方は一つです。まだ持っていないものを持っているように書かず、取得に向かっている状況を事実のまま書きます。空欄にするよりも、見込みと時期を添えたほうが、読む側は状況をつかめます。
書き方の一例は次のとおりです。
- 美容師免許 取得見込み(○年○月 国家試験受験予定)
国家試験の時期や合格発表の時期は、学校の案内に載っています。年月は推測で書かず、学校の就職課や担任の先生に確認してください。免許を取得する前に「取得済み」と書くのは避けます。
「取得見込み」と「取得予定」のどちらの表記が正しいかを、全国共通で決めたルールはありません。求人票や募集ページに表記の指定があればそれに合わせ、指定がなければ、学校の履歴書見本の表記を使うと迷いません。
学歴欄は、学校の正式な表記を見ながら写す

学歴欄で間違いやすいのは、学校名と学科名の省略です。「○○美容専門」「美容科」のような普段の呼び名ではなく、正式名称で書きます。確認先は、学生証、学校案内、卒業見込証明書、学校配布の履歴書見本です。
在学中の学校は、入学と卒業見込みの2行で書きます。
- ○年4月 ○○美容専門学校 ○○科 入学
- ○年3月 ○○美容専門学校 ○○科 卒業見込み
学科名の後ろにコース名や学年制の表記がある場合は、学校の書類にある表記のまま写します。年号は和暦か西暦のどちらかに統一します。高校までの学歴を書くときも、同じ年号の表記にそろえます。
学校から指定の履歴書様式や記入例が配られているなら、それを優先してください。サロン側の書式の指定と学校の記入例が違うように見えるときは、自分で判断せず、次のセクションの質問例を使って確認します。
資格欄に書くものと、書くものがないときの埋め方
資格欄に書けるのは、すでに取得・合格したものです。正式名称と取得年月をセットで書きます。たとえば、在学中に受けた検定や民間資格、自動車の運転免許、語学や漢字の検定などが当てはまります。
勉強中や受験前のものは、免許欄と同じく「取得見込み」「受験予定」と時期を添えます。受けていない検定を、受ける気持ちだけで書き込むのは控えます。
書けるものが少ない、または一つもない場合は、空欄にせず「特になし」と書きます。記入漏れではなく、書くものがないという意思表示になります。
資格がなくても、在学中に取り組んだことは履歴書の別の欄で伝えられます。自己PR欄や特技欄に、次のような事実を書き出してみてください。
- 授業や実習で繰り返し練習した技術と、その期間
- 学校行事やコンテスト、ショーなどへの参加と、自分の役割
- アルバイトや部活動で続けたことと、その期間
評価や感想ではなく、いつ、何を、どのくらい続けたかを書くと、読む人が場面を思い浮かべやすくなります。
提出前の最終チェックと、迷ったときの聞き方

提出前に、次の点を見直してください。
- 学校名と学科名が、学生証や学校書類の正式名称と一致している
- 卒業見込みの年月が、学校の案内と合っている
- 免許欄に「取得済み」と書いておらず、受験予定の時期が入っている
- 資格欄の各項目に、正式名称と取得年月が書かれている
- 年号の表記が、和暦か西暦のどちらかにそろっている
- 募集要項に書式、写真、提出方法の指定があれば、それに従っている
それでも迷う点は、サロン見学の際や問い合わせ窓口から事前に聞いて構いません。聞き方の例です。
美容師免許は国家試験の受験前です。履歴書の免許欄には「取得見込み」と受験予定の時期を書く形で問題ないでしょうか。
履歴書は手書きとパソコン作成のどちらでも大丈夫でしょうか。学校の指定様式で提出してもよいですか。
免許を取得したあと、取得年月日などを改めてお伝えする必要はありますか。
問い合わせの手段は、募集ページに案内されているもの(LINE、メール、電話など)を使ってください。履歴書の書式や記入の相談を受け付けているかどうかも、募集ページの案内を見るか、最初の問い合わせで尋ねると確かめられます。手を止めたまま応募を先延ばしにするより、質問を一つ送るほうが先に進めます。
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