日常で髪が傷む原因と対策|熱・摩擦・カラー・紫外線のケア

日常の髪の傷みを減らすには、高温を当て続けない、濡れた髪をこすらない、絡まりを無理に引っ張らないことが基本です。カラーなどの施術履歴も共有し、髪の状態に合う手入れを選びましょう。

はじめに

日常生活の中で、私たちの髪はさまざまなダメージを受けています。
髪が傷む原因は多岐にわたり、熱や摩擦、化学物質など要因は様々です。
この記事では、髪の毛がダメージを受ける具体的な事象やタイミング、そしてそれに対する効果的な対処法や解決策について、美容師の視点から詳しくご紹介します。
髪の美しさを保つために、ぜひこの記事を参考にしてください。

◆日常生活での髪の毛のダメージ事象とその対処法

熱によるダメージ

髪に熱を与えることは、多くの人が日常的に行っていることです。
高温のアイロンを繰り返し通す、ドライヤーを一か所へ近づけて当て続けるなどの使い方は負担になります。シャワーも熱すぎるお湯を避けましょう。

熱によるダメージを最小限に抑えるためには、以下の対処法が有効です。

・低温設定の使用:

アイロンは乾いた髪に使い、形がつく範囲で低い温度から試しましょう。低温でも何度も往復したり、一か所に長く当てたりしないでください。

・熱保護スプレーの使用:

熱保護を目的とした製品は、量やつけるタイミングを説明書で確認して使います。製品を使っても熱による負担がなくなるわけではありません。ミストなどで濡れた場合は、乾かしてからアイロンを使いましょう。

摩擦によるダメージ

タオルやヘアブラシ、ヘアバンドなどによる摩擦は、髪にとって大きな負担となります。
特に髪が濡れている状態では、摩擦によるダメージがより顕著に現れます。
以下の対処法を実践することで、摩擦によるダメージを軽減することができます。

・柔らかい素材のタオルを使用する:

髪を乾かす際には、ゴシゴシとタオルで擦るのではなく、柔らかい素材のタオルで水分を軽く吸い取るようにしましょう。

固いタオルに比べて摩擦が少なく、髪を傷つけにくいです。

・ヘアブラシの選び方:

絡まりをほどくときは、目の粗いコームなどを使い、毛先から少しずつ根元側へ進みます。濡れた髪は特に強く引っ張らないようにしましょう。

天然毛かどうかだけでは選べません。髪の長さやくせ、乾いた状態か濡れた状態か、道具の用途に合わせ、引っ掛かるときは無理に通さないでください。

・枕カバーを工夫する:

髪は寝ている間に枕との摩擦や絡まりによってダメージを受けることがあります。

寝る前は髪を乾かし、長い髪をまとめるなら根元を引っ張らないようにゆるくまとめます。結び跡や締め付けが気になる場合は無理に結ぶ必要はありません。

なめらかな枕カバーは摩擦を減らす工夫の一つです。シルクは素材名、サテンは織り方の名称なので、肌触りと洗濯表示を確認して選びましょう。

カラーやパーマによるダメージ

美しいヘアカラーやパーマ、ストレートパーマなどの化学処理は、髪にボリュームやスタイルを与える魅力的な方法ですが、同時に髪にダメージを与える可能性もあります。

以下の対処法を守ることで、施術による負担を減らすことができます。

・カウンセリングの重要性:

施術前にカウンセリングを受けることは非常に重要です。

ブリーチ・黒染め・縮毛矯正など、過去の施術履歴を美容師へ伝えましょう。傷みや履歴によっては、希望する施術が難しい場合もあります。

毛先まで同じ薬剤処理を繰り返す必要があるかも含めて相談し、施術範囲や間隔を決めましょう。

・ヘアケアアイテムの活用:

化学処理後は、髪のケアが重要です。

トリートメントは指通りや質感を整える助けになりますが、施術で受けた傷みをなかったことにするものではありません。

適切なシャンプーやトリートメントを選び、髪の保湿や補修に努めましょう。

環境の変化によるダメージ

外出先での紫外線や乾燥した空気、冷暖房の効いた室内など、環境の変化も髪のダメージの要因です。

・環境に合わせたアイテムの使用:

屋外では帽子や日傘、日陰も活用します。髪用の紫外線対策製品を使う場合は用途や塗り直し方を確認してください。一般のヘアオイルに日焼け止め効果があるとは限りません。

・室内環境の工夫:

室内が乾燥するときは湿度を確認し、加湿器を使う場合は手入れと換気にも気を配ります。髪のために過度な加湿をする必要はありません。

毎日の扱い方から見直す

まずは、タオルで押さえて水分を取る、絡まりを毛先からほどく、熱を同じ場所に重ねないなど、毎日の動作を見直しましょう。トリートメントを増やすだけでなく、新しい傷みを減らすことも大切です。

切れ毛や絡まりが強いときは、髪の履歴と普段の道具・製品を美容師に伝え、ケアやカットを相談してください。

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