季節の変わり目に頭皮がかゆいと、シャンプーを増やしたり、頭皮を強くもんだりしたくなるかもしれません。まずは、いつから・どの製品を使った後に・どんな症状が出るかを整理してみましょう。

秋だから乾燥とは限らない
頭皮のかゆみには、乾燥のほか、フケを伴う状態や、シャンプー・染毛剤などに対する反応もあります。季節だけで原因を決めず、赤みや湿疹、使い始めた製品との関係も確認します。花粉症があることだけで、頭皮のかゆみも花粉が原因とは判断できません。

シャンプーは洗浄力の強さより、使った後の状態を確認
特定の洗浄成分・香料・着色料が入っているだけで、その製品がすべての人に刺激になるとはいえません。「天然」「無添加」も肌に合う保証ではありません。使用後にかゆみや赤みが出る製品は使用を中止し、続くときは製品名や成分表示を持って皮膚科へ相談してください。

ワックスやスプレーは必要な量を髪に使い、頭皮へ直接つけ過ぎないようにします。かゆみがあるからといって、強いクレンジングやスクラブを追加するのは避けましょう。

洗髪は回数を増やさず、こすり方とすすぎを見直す
一律に「1日2回洗えばよい」とは決められません。汗や皮脂、整髪料の使用量、洗った後のつっぱりなどに合わせて調整します。熱過ぎないお湯を使い、爪を立てずに洗い、生え際や耳の後ろもすすぎ残さないようにしましょう。

かゆい頭皮をもんだり、こすったりしない
マッサージは、頭皮のかゆみの治療ではありません。赤み・傷・湿疹があるときは、強くもむことや頭皮ブラシでこすることを避けてください。洗髪後もタオルで押さえるように水分を取り、ドライヤーの熱を同じ場所へ当て続けないようにします。

通常のコンディショナーやトリートメントは髪の手触りを整えるためのものです。頭皮のかゆみを治す目的で塗らず、使用部位とすすぎ方は製品表示に従いましょう。頭皮用保湿剤でも、しみる・赤くなる場合は使用を中止します。
帽子・休息など、日常で見直せること
帽子は締め付けや蒸れが気にならないものを選び、汗や汚れがついたまま使い続けないようにします。新しいケア用品を一度に増やさず、症状と使用した製品を記録すると相談時に伝えやすくなります。

休息を取り、無理のない生活リズムを心がけましょう。ただし、睡眠不足やストレスだけを原因と考えて、続くかゆみを我慢する必要はありません。かゆみで眠れないときも受診の目安です。

秋の食材は食事の一部として楽しむ
さつまいも・かぼちゃ・りんごなどは、食事の選択肢を広げる食材です。特定の食材を食べれば、頭皮のかゆみが治る、髪が伸びる、毒素が排出されるといった効果は期待しないようにしましょう。

主食・主菜・副菜を組み合わせ、食材を偏らせずに楽しみましょう。食事を変えることと、頭皮の症状に必要な診察や治療は分けて考えることが大切です。

皮膚科へ相談する目安と美容室でできること
かゆみが続く・繰り返す、赤みや湿疹が広がる、痛みや膿がある、抜け毛を伴う場合は皮膚科へ相談してください。原因によって必要な治療は異なり、美容室では病気やアレルギーの診断はできません。
美容室には、施術前に頭皮の症状や治療中であることを伝えてください。普段の洗い方や整髪料の使い方を一緒に見直し、カラーなどを行うかは頭皮の状態と医師の指示を踏まえて相談しましょう。
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