
薄毛や抜け毛が気になると、育毛剤を試したくなるかもしれません。まずは製品が何を目的とし、どんな人に使えるのかを確認しましょう。使えば誰でも同じ結果が得られるものではありません。
育毛剤・発毛剤・頭皮用化粧品の違い
一般に、医薬部外品の育毛剤は、育毛や脱毛の予防など、承認された効能の範囲で使用します。医薬品の発毛剤や、保湿などを目的とする頭皮用化粧品とは区分が異なります。商品名や「エッセンス」などの呼び方だけで判断せず、区分と効能・効果を確認してください。
ミノキシジルを含む発毛剤などは、対象となる脱毛症や年齢、使用できない人、相談が必要な条件が定められています。自分に使えるか分からない場合は、医師・薬剤師に相談しましょう。
抜け毛の原因を決めつけない

脱毛にはさまざまな原因があります。遺伝やホルモンの影響、体調の変化、病気、薬剤、栄養状態、髪を強く引っ張る習慣などが関係する場合があり、見た目だけで特定できません。
毛先の傷みや切れ毛と、毛根から抜ける脱毛も別です。急に増えた、部分的に抜けた、頭皮に赤み・痛み・湿疹があるときは、育毛剤だけで様子を見続けず皮膚科へ相談してください。
量・回数・塗り方は製品表示に従う

使用前に、対象者、使用量、回数、頭皮や髪が乾いた状態で使うか、容器の使い方を確認します。手に取って塗る製品もあれば、容器から頭皮へ直接塗る製品もあるため、一律の方法では説明できません。
髪を分けて必要な部位に届け、目や顔に垂れないように使用します。多く塗ったり回数を増やしたりしても、効果が高まるとは限りません。使用後の手洗いなども製品の指示に従ってください。
マッサージは必須ではない

育毛剤を塗りながら頭皮を5~10分揉む方法を、すべての製品に勧めることはできません。マッサージだけで発毛するとはいえず、強くこする・ひねる・引っ張る動きは負担になります。

製品によっては塗布前のマッサージが案内され、塗布後は薬液が手に付くため勧められない場合もあります。製品ごとの指示を優先し、行う場合も爪を立てず、痛みのない範囲でやさしく触れる程度にしてください。赤みや傷がある頭皮を揉まないようにしましょう。
続け方と中止・相談の目安

効果が現れるまでの期間や、改善しないときの相談時期は製品によって異なります。説明書の期間を目安に確認し、変化がないからと量を増やしたり、複数の育毛剤や発毛剤を重ねたりしないでください。
かゆみ、発疹、赤み、刺激などが出た場合は使用を中止し、メーカーの相談窓口や医療機関に相談しましょう。医薬品では頭皮以外の副作用も含めて、説明書に記載された症状と対応を確認してください。
日常のケアと組み合わせるとき

シャンプーは頭皮を傷つけないようにやさしく洗い、すすぎ残しを避けます。整髪料を付ける順番や、他の頭皮用製品との併用は、育毛剤・発毛剤の説明書を確認してください。
食事は極端に制限せず、睡眠を含めた生活全体を整えましょう。サプリメントやヘアケア製品を増やすほど髪が生えるわけではありません。美容室ではお手入れを相談でき、脱毛の診断や治療は医療機関で受けられます。
参考:ロート製薬「薄毛の正しい知識」、大正製薬「リアップシリーズのよくあるご質問」、日本皮膚科学会「抜け毛を防ぐ生活上の注意点」
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