「どの種類が自分に合う?」「毎朝のセットは難しい?」と迷う方へ。パーマの違いと施術前の確認事項、家での扱い方をまとめました。
目次
パーマとは?

パーマは薬剤を使って髪の内部の結合に働きかけ、ロッドなどで形をつくる施術です。カールやウェーブで動きをつけられますが、薬剤や熱による髪への負担もあります。
パーマの種類の選び方
ここではコールドパーマと、熱を使うデジタルパーマを取り上げます。名称だけで選ばず、髪の長さ、希望の形、過去のカラーや縮毛矯正、今の傷み具合から相談しましょう。取り扱うメニューは店舗によって異なります。
コールドパーマ

コールドパーマは加熱するロッドを使わず、薬剤でウェーブをつくる方法です。濡れたときにウェーブが出やすく、乾くとゆるく見える傾向があります。
カールの出方と手入れ

朝に必要な部分を軽く湿らせて形を整えるなど、仕上がりに合わせたセットをします。根元付近の動きやショートのデザインも相談できますが、乾かすだけで希望どおりになるとは限りません。
髪質と持ちの確認

直毛・軟毛・硬毛などの見た目だけで、かかりやすさは判断できません。以前パーマがすぐにゆるんだ経験があれば、その時期や施術内容を伝えてください。持続期間にも個人差があるため、一律の月数で保証はできません。
希望する質感を写真で共有する

大きいカール、細かなウェーブ、根元の立ち上がりなど、欲しい動きを具体的に伝えましょう。写真の仕上がりにアイロンやブローが使われている場合もあるので、自宅での再現方法も確認します。
やわらかショートのスタイル例

ふんわりしたシルエットを目指すスタイルです。ボリュームを出したい位置と抑えたい位置を伝えると相談しやすくなります。
前髪に動きをつけるスタイル例

前髪に流れや動きを加えたいときの参考に。短い部分は仕上がりの長さが変わって見えるため、目にかかる長さや分け方も共有しましょう。
無造作なカールのスタイル例

毛先の動きや軽さを楽しむデザインです。スタイリング剤の量や乾かし方で質感が変わるので、仕上げの手順まで教えてもらいましょう。
デジタルパーマ

デジタルパーマは専用のロッドなどで熱を加えるパーマです。乾いた状態でもカールを表現しやすいことが特徴ですが、髪の状態やデザインにより仕上がりは変わります。
向いているかは施術履歴を含めて判断

コールドパーマがかかりにくかったからといって、デジタルパーマなら必ず成功するわけではありません。縮毛矯正やブリーチの履歴がある部分は負担が重なり、施術を見送る場合があります。
短い髪や根元の施術は相談する

使う器具や必要な長さ、熱を加える位置に制約があります。ショートだから一律に不可と決めず、かけたい位置と現在の長さで可能か確認しましょう。
毛先ワンカールのスタイル例

毛先に大きめの丸みをつけるデザインです。カールの位置や大きさ、毎朝の乾かし直しが必要かを相談しましょう。
動きのあるロングのスタイル例

長さを残して毛先の動きを楽しむスタイルです。乾かすときの手の使い方や、仕上げに必要なスタイリング剤を確認してください。
ふんわりボブのスタイル例

毛先の丸みでシルエットを整えるデザインです。顔まわりの長さやボリュームの位置は、希望と髪の状態に合わせて調整します。
スタイリング剤の選び方

ウェーブを出したいのか、ツヤが欲しいのか、形を保ちたいのかで選びます。多くつければよいわけではなく、髪の量や製品表示に合わせて少量ずつ調整しましょう。以下の写真は掲載当時の商品です。現在の仕様・使用方法は手元の製品表示で確認してください。
ムース
ムースはウェーブを整える際の選択肢です。固まり方や仕上がりは製品によって違います。
掲載商品:ウエラ ブーストバウンスムース

製品の説明に合わせて髪を湿らせ、手に広げてカール部分にもみ込みます。濡らす範囲や乾かし方は、施術したスタイルに合わせて確認しましょう。
オイル
掲載商品:N. ポリッシュオイル

オイルはツヤやまとまりを整えたいときの選択肢です。カールを固定する力とは別なので、長時間の形の保持が必要なら仕上げ方も相談します。毛先や内側から少量ずつなじませ、前髪や根元へのつけすぎに注意しましょう。
ワックス・クリーム
束感や動きを調整するときは、ワックスやクリームタイプも選択肢になります。硬さやセット力は製品ごとに異なります。
掲載商品:N. スタイリングセラム

N. スタイリングセラムはミルクタイプのスタイリングクリームです。必ず根元が立ち上がる製品ではありません。使用量は一律に「2プッシュ以上」などと決めず、製品表示と髪の量を目安に、手に広げて少量ずつ調整してください。
商品の現在の取り扱い・在庫は店舗にお問い合わせください。
施術前に伝えておくこと

過去のパーマ・縮毛矯正・ブリーチ・ヘアカラーは、時期と施術した範囲を伝えてください。セルフカラーや部分的な施術も含めます。頭皮の傷や赤み、薬剤でかぶれた経験も事前に相談しましょう。
カラーとパーマの順序は自己判断しない

パーマでカラーの色味が変わったり、カラーでウェーブに影響が出たりすることがあります。どちらを先にするか、施術の間隔をどうするかは、使う薬剤と髪の状態を見て美容師に相談してください。
希望の写真と普段のセット方法を伝える

写真を見せながら、好きなカールの大きさや避けたいボリュームを伝えます。「朝は5分ほど」「アイロンは使わない」など、できるお手入れも共有すると、日常に合う形を検討しやすくなります。
自宅での手入れ

施術後は、自分のスタイルに合う洗い方・乾かし方・セット方法を確認しましょう。ケアだけで持ちを保証することはできませんが、摩擦や熱の負担を増やさない扱い方が大切です。
シャンプーは洗い上がりと使い心地で選ぶ

成分名ひとつや市販・サロン専売の区分だけで刺激や仕上がりは決まりません。汗や整髪料をやさしく洗い流し、強いきしみや頭皮の違和感がある場合は製品や洗い方を見直しましょう。
洗い流さないトリートメントは説明どおりに

絡まりやパサつきを整える補助として使います。濡れた髪用・乾いた髪用など使用方法は製品で異なり、必ず濡れた髪につければよいわけではありません。傷んだ髪を完全に元に戻すものでもありません。
寝る前に乾かし、朝は形を整える

寝る前は髪と頭皮を乾かし、ドライヤーを同じ場所に当て続けないようにします。カールを強く引っ張らず、担当者に教わった手順で整えてください。
絡まりは毛先からやさしくほぐす

無理にクシを通さず、毛先から少しずつほぐします。ブラシで強く伸ばすと、その日の仕上がりのカールが弱く見えることもあります。
カットで残るカールの範囲は変わる

毛先を切ると、パーマがかかっている部分も短くなります。カット後の形と、かけ直しが必要かを先に相談しましょう。傷み具合によっては、かけ直さずに整える方法を選びます。
よくある質問

頭皮が敏感でもかけられる?
現在の赤み・かゆみ・傷や、過去の薬剤でのかぶれを予約時に伝え、施術の可否を相談してください。毛先だけなら必ず安全とはいえません。症状がある場合は施術を急がず、必要に応じて皮膚科に相談しましょう。
システアミンまたはその塩類を含むパーマ製品は、業界団体が毎回48時間前からの皮膚アレルギー試験を案内しています。予約前に使用製品と必要な事前確認を店舗にお問い合わせください。
すぐにゆるくなったと感じたら?
自分で薬剤を使い直さず、施術した美容室に連絡してください。乾かし方やセットによる見え方も含めて確認し、髪の状態に合う対応を相談しましょう。
ヘアアイロンを使ってもいい?
施術直後の使用時期は担当者に確認します。使用できる状態でも、熱や引っ張りによる負担はあります。機器の説明を守り、同じ部分に何度も当てることは避けましょう。
縮毛矯正やブリーチをした髪にはかけられる?
履歴が残る部分は負担が重なりやすく、切れ毛などを避けるため施術を見送ることがあります。見た目だけで判断せず、施術の時期・範囲を伝えて確認してください。
初めてのパーマを相談するときに

希望の写真、過去の施術履歴、朝のセットに使える時間を準備して相談しましょう。種類の選択と一緒に、料金・所要時間・自宅での手入れも確認しておくと安心です。
参考:日本パーマネントウェーブ液工業組合 はじめてのパーマ/システアミン配合製品の皮膚アレルギー試験/日本ヘアカラー工業会 Q&A/ナプラ N. スタイリングセラム

