軒数に正解はない。先に決めるのは「何のために見るか」
「友達は何軒も回っているのに、自分は1軒しか行っていない」「2軒見たけれど、これで比べたことになるのか分からない」。見学の軒数は、周りの話を聞くほど気になってきます。
結論から言うと、軒数に決まった正解はありません。2軒で納得して応募先を決める人もいれば、迷いが消えるまで回る人もいます。軒数を目標にすると、スケジュールを埋めること自体が目的になり、1軒ごとの見方が浅くなります。
見学の目的は、サロンの良し悪しを評価することではなく、自分がそこで働く姿を想像できるかを確かめることです。同じサロンでも、練習に時間を使いたい人と、早くお客様の前に立ちたい人とでは、合うかどうかの答えが変わります。評価ではなく確認と考えると、何軒必要かも自分の側から決められます。
見る項目は、優先軸を2つだけ決めて絞る

見学では内装、スタッフの雰囲気、技術、設備と、目に入るものが多すぎて、帰ってから何が決め手だったのか分からなくなりがちです。そこで、見学前に自分にとって譲れない軸を2つだけ決めておきます。
たとえば次のような軸があります。
- 教育:誰が、いつ、どのように教えてくれるのか、練習時間をどう確保しているのか
- 人間関係:スタッフ同士や先輩と新人のやり取りが、自分にとって話しやすい雰囲気か
- 働き方:営業後の拘束、休憩の取り方、通勤のしやすさなど、続けられる生活リズムか
- デビューまでの道筋:何ができたらお客様の前に立つのか、基準が説明されているか
全部を見ようとせず、2つに絞ります。残りの項目は「気づいたらメモする」程度にとどめます。軸が決まっていれば、1軒目の帰り道に「何が分かって、何が分からなかったか」を整理でき、2軒目以降の質問も具体的になります。
軸が決められないときは、就職活動で一番不安に感じていることを書き出してみてください。「先輩に質問できるか不安」なら人間関係、「練習する時間が取れるか不安」なら教育と働き方、というように、不安の裏側が優先軸になります。
志望度と目的で、見学先を増やす・絞る
軒数は、いまの自分がどの段階にいるかで変わります。
第一志望がほぼ決まっている場合は、その店を深く見ることが中心です。そのうえで、同じ優先軸で比べられる店を1〜2軒足すと、第一志望の良さと気になる点の両方がはっきりします。比較先は、募集の雰囲気や規模が違う店を選ぶと、違いが見えやすくなります。
志望が定まっていない場合は、軒数より違いを意識します。同じようなタイプの店を何軒見ても、軸は見つかりません。働き方や教育の進め方が違いそうな店を選び、見比べながら自分が反応したところを探します。
気になる店がすでに複数ある場合は、2つの優先軸について、どの店でも同じ質問をして答えをそろえます。軒数を増やすより、同じ質問に対する答えの違いを見たほうが比較しやすくなります。
増やすか止めるかは、見学後にこう確認すると決めやすくなります。優先軸2つについて、自分が納得できる答えを聞けたか、見て確かめられたか。答えを得られていれば、そこで止めて構いません。当日バタバタして質問できなかった、観察できる場面がなかったという場合は、同じ店への再訪か、軸を確かめられそうな別の店を足します。
見学当日、求人票の言葉を「見える形・聞ける形」に置き換える

求人票には「教育充実」「アットホームな職場」「働きやすい環境」といった言葉が並びますが、読んだだけでは中身が分かりません。見学では、こうした言葉を実際に見たり質問したりできる形に変えて持っていきます。
「教育充実」と書かれていたら、次のように聞いてみます。
アシスタントの練習は営業時間内ですか、営業後ですか。練習を見てくださるのはどなたですか。チェックはどのくらいの頻度で受けられますか。お客様の前に立つ基準は何ですか。
「アットホーム」と書かれていたら、言葉の説明を聞くより、その場の様子を見るほうが確かです。
- スタッフ同士が営業中に声をかけ合っているか、その声のトーンはどうか
- 新人アシスタントが先輩に質問したとき、先輩が手を止めて答えているか
- 新人への声かけが指示だけで終わらず、様子を気づかうものになっているか
- アシスタントが動きに迷っていないか、次に何をすればいいか分かっている様子か
練習の時間も、見学の場で確かめられます。営業時間内に練習する時間があるか、練習用の道具が出ているか、営業後の予定の話がどう出てくるかを見ておくと、入社後の一日が想像しやすくなります。
質問は、案内してくれた人だけでなく、可能であれば若いスタッフにも聞いてみてください。同じ質問への答えがそろっているか、違っているかも判断材料になります。
複数のサロンを同じメモで並べて比べる
見学の印象は、時間がたつと混ざります。内装やスタッフの第一印象に引っ張られて、軸にしていたことを忘れてしまうこともあります。見学後は、その日のうちに、毎回同じ項目でメモを残します。
- 優先軸1について:聞けた答え、見えた場面
- 優先軸2について:聞けた答え、見えた場面
- 観察したこと:アシスタントの動き、練習の時間、スタッフ同士や新人への声かけ
- 引っかかったこと:答えがあいまいだった質問、違和感を覚えた場面
- 次に聞きたいこと
メモは「良い・悪い」ではなく、見たこと、聞いたことをそのまま書きます。「雰囲気が良かった」ではなく、「先輩が新人の質問に手を止めて答えていた」と書きます。事実を書いておけば、時間がたってから読み返しても、そのときの判断を思い出せます。
並べて比べるときは、まず優先軸2つの欄だけを見ます。違いがはっきり出ている項目が、その店を選ぶ理由か、選ばない理由になります。内装や立地など、優先軸以外で気に入った点は、軸で差がつかなかったときの決め手として別枠で扱います。
並べても差が分からない、メモの欄が空いたままの店がある場合は、その店だけ再度質問するか、見学を追加します。メモに空欄が残っているかどうかが、見学先を増やすかどうかの目安になります。
SOY-KUFUの見学を検討している方へ
SOY-KUFUは東伏見・高田馬場・四条大宮に店舗があります。新卒アシスタントの募集要項で現在の募集内容を確認し、練習の進め方や店舗の雰囲気など、優先軸を持って見学で確かめてください。見学のご相談は公式求人LINEで受け付けています。
見学前の準備を詳しく知りたい方は、採用ジャーナルの就活準備・サロン見学の記事も参考にしてください。
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