正しいブラッシングの方法|毛先からほどく手順とブラシの選び方

髪の絡まりは、いきなり根元から引かず、毛先から少しずつほどきます。ブラシは素材名だけでなく用途と髪の状態で選び、濡れた髪や頭皮には特に力をかけないようにしましょう。

ブラシが引っ掛かるときに力を入れて通すと、切れ毛や頭皮への負担につながります。大切なのは回数を増やすことではなく、絡まりをほどく目的と、仕上がりを整える目的を分けて道具を使うことです。

絡まりは毛先から少しずつほどく

髪をいくつかに分け、絡まった部分の少し上を手で支えて毛先からほどきます。毛先が通るようになったら、中間、根元側へと少しずつ範囲を広げましょう。根元から一気に通して毛玉を押し下げないようにします。

全体の絡まりが取れたら、必要に応じて根元側から毛先へ軽く整えます。引っ掛かったら止め、指や目の粗いコームで少しずつほぐしてください。痛みが出るほど引く必要はありません。

ブラシの種類は目的に合わせて選ぶ

パドルブラシ:面が広く、髪全体の流れを整えやすい形です。絡まりの強い部分は先にほどき、一度に多すぎる毛束を通さないようにします。

猪毛などの獣毛ブラシ:主に乾いた髪の表面を整える用途に使われます。密度や硬さによって使い心地が異なり、天然毛だから刺激が少ないとは限りません。絡まりを力ずくでほどく道具にはしないでください。

デタングリングブラシ:絡まりをほどくために設計されたものです。濡れた髪に使えるかは製品ごとに確認し、対応品でも毛先から少しずつ使います。

ロールブラシ:ブローで丸みや毛流れを整える道具です。髪の長さに合う太さを選び、少量の毛束で使います。根元まで何重にも巻き込むと絡まりやすいため注意しましょう。

素材名だけで髪質への適性は決まらない

ナイロン、猪毛、金属などの素材のほか、ピンの太さや間隔、先端の形、クッション性も使いやすさに関わります。チタンなどの素材名だけで、育毛や血行促進、ボリュームアップの効果が決まるわけではありません。

髪が細い・太いだけで決めず、絡まりをほどきたいのか、表面を整えたいのか、ブローに使いたいのかを整理しましょう。ピンが痛い、髪が引っ掛かる場合は使い方や道具を見直してください。

濡れた髪とくせ毛は扱い方を調整する

濡れた髪は強い力をかけないように注意します。直毛は少し乾かしてから、目の粗いコームなどでゆっくりほどく方法があります。強いカールのある髪は、コンディショナーをなじませた状態でほどくほうが扱いやすい場合もあります。

乾いたくせ毛を何度もとかすとカールがほぐれて広がることがあります。髪質や残したい形に合わせて、指で整える方法も選びましょう。濡れた髪に使う道具は、対応する用途か確認してください。

頭皮を刺激するために何度もとかさない

ブラッシングは絡まりや毛流れを整えるために行います。何十回もとかしたり、ブラシで頭皮をたたいたりしても、髪が増えるとはいえません。頭皮マッサージを兼ねようとして強くこすらず、赤みや傷がある部分は避けましょう。

頻度は髪の長さやスタイルに合わせ、必要な範囲で十分です。とかすたびに痛む、切れ毛が増える場合は、回数を増やすより摩擦や引っ張りを減らすことを優先します。

ブラシのお手入れは製品の説明に従う

ブラシに絡んだ抜け毛やほこりを取り除きます。ブラシ自体の毛やピンを引き抜くという意味ではありません。水洗いできるかは素材や構造によって異なり、木製・獣毛・クッション部分のあるものなどは特に説明を確認してください。

洗える製品は指定の方法で洗い、よく乾かして保管します。ピンが折れている、先端が欠けている、引っ掛かりが出てきた場合は交換を検討しましょう。

道具選びで迷うときは、普段使っているブラシと、いつ・どこが絡むかを美容師へ伝えると相談しやすくなります。まずは毛先からゆっくりほどく手順を試してみてください。

参考:米国皮膚科学会「健康な髪のためのケア」

【関連記事】

「美容師が教える魅力あふれる頭皮マッサージ法 – 豊かな髪を手に入れる秘訣」四条大宮の美容室 SOY-KUFU

「正しいシャンプーの仕方をおさらい!:美容師がポイントを詳しく解説!」四条大宮の美容室SOY-KUFU

◆◆◆発行元◆◆◆

SOY-KUFU 四条大宮店

〒600-8383 京都府京都市下京区大宮通綾小路下る綾大宮町60 シェルハイム中塚 201

075-366-3013

髪型に迷ったら、まずは気軽にご相談ください。

SOY-KUFU 四条大宮店のスタッフ・アクセスを見る