最近、髪に元気がなくなってきたと思われている方に質問です。
・白髪が増えてきた
・髪のボリュームが減った
・髪にツヤがなくなってきた
この中にあてはまる症状はありますか?
このようなお悩みを抱える方は、意外と多いのではないでしょうか?
年齢とともに髪が変化することはありますが、薄毛や抜け毛の原因がすべて加齢とは限りません。
本日は「加齢による髪のエイジング対策」はもちろん、「ヘアケアをするにあたり抑えておきたいポイント」などをご紹介いたします。
この記事では、見た目や扱いやすさを整える方法と、医療機関への相談を考えたい変化を分けて紹介します。
是非、御一読お願い致します。
髪のエイジング

年齢とともに、髪の太さ・毛量・色・うねり方などが変化することがあります。ただし、変化の時期や程度は人によって異なり、「30代は白髪、40代は薄毛」といった一律の順番で進むものではありません。
遺伝、ホルモン、病気、薬、栄養状態、施術によるダメージなど、複数の要因が関わります。血行や特定のホルモンだけで説明せず、いつから、どの部分が、どのように変わったかを確認しましょう。
急な抜け毛、一部分だけの脱毛、頭皮の赤みや痛み、薄毛の進行が気になる場合は皮膚科へ。美容室では、カットや髪色、日々の手入れについて相談できます。
白髪が増える

白髪は、髪の色をつくるメラニンが十分に入らなくなることで生じます。増え方には個人差があり、白髪の量だけで心肺機能や血行の状態は判断できません。染める・なじませる・染めずに活かすなど、希望に合わせて方法を選びましょう。
対策① 白髪染めをする

白髪を目立ちにくくしたい場合は、ヘアカラーが選択肢になります。
白髪が数本生えて気になりはじめている方や、一箇所だけ白髪が密集している方は、その部分だけ、白髪染めをする事も出来ます。
また、白髪を染める方法として、ヘアカラーの他に、ヘアマニキュアという種類があります。
どちらが自分に適しているか、美容師に相談し決めましょう。
白髪染めについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧下さい。
【白髪染めを考えている方必見、美容院で白髪染めする前に抑えておきたい7つのポイント】
対策② ハイライトをいれる
ハイライトを散りばめると、白髪を馴染ませる事が出来ます。
ハイライトとは、ベースの色に対してブリーチやカラー剤で明るい部分を入れる事です。
メッシュとも呼ばれています。
ハイライトを全体に散りばめることで、黒と白の差がぼけ、白髪がなじみ目立たなくなります。
このやり方でしたら、全体を白髪染めせずとも、白髪を馴染ませることが、出来ます。
対策③ グレイヘアにする

グレイヘアにしようか迷われている方に、ご紹介します。
グレイヘアへ移行する方法の例を2つ紹介します。
① カラーリングを止める
カラーリングを止めると自然とグレイヘアになります。
ただし、ヘアカラーをされていて、途中からグレイヘアにされる方は、白髪の部分と既染部が分かれてしまいます。
染めた部分との境目が気になる場合は、長さや分け目を調整する方法もあります。
なので、その期間は部分ウィッグを付けて隠すのも、一つの手段かと思います。
② 髪を明るくする
白とのコントラストの差を埋める為に、既染部を明るくしてコントラストを和らげる方法があります。ただし、黒染めや白髪染めの履歴によっては明るくしにくく、髪への負担もあるため事前に相談してください。
また、グレイヘアに移行している最中は、短い髪型の方が白髪も目立ちにくいですし、移行完了期間が短くなるので、オススメです。
酸化染毛剤を使う場合は、その都度、使用48時間前からの皮膚アレルギー試験など製品の注意事項に従ってください。過去にヘアカラーでかぶれた方は使用せず、美容師・医師に相談しましょう。
ツヤがなくなる

つやは髪表面の状態や毛流れ、光の当たり方によって見え方が変わります。年齢だけでなく、熱・摩擦・カラーなどの影響も確認しましょう。

髪は外側のキューティクル、内部のコルテックスなどから構成されています。傷んだ髪がケアだけで元通りに再生するわけではありませんが、コンディショナーやトリートメントで指通りやまとまりを補うことはできます。
食事と生活習慣を見直す

極端な食事制限を避け、肉・魚・卵・大豆製品などを含む偏りの少ない食事を心がけましょう。特定の食品やサプリメントで髪が必ず増える、つやが戻るとはいえません。サプリメントの必要性は医療者や管理栄養士に相談してください。
シャンプーやトリートメントを仕上がりで選ぶ

以下は掲載当時に紹介したSEE/SAWの製品写真です。現行製品と容器・処方が異なる場合があります。シャンプーは頭皮の使用感と洗い上がり、トリートメントは毛先の重さや絡まりに合わせて選びましょう。

現在のメーカー案内では、シャンプーBはなめらかな質感、シャンプーSは柔らかく絡まりやすい髪の根元のふんわり感を意識した製品として紹介されています。製品名だけで決めず、希望の仕上がりを相談してください。

上の図は掲載当時の説明資料です。髪のつやの見え方と、発毛・脱毛予防の効果は別です。「保湿力が1.2倍」といった比較条件が不明な数値を、製品選びの根拠にはしないでください。
髪が細くなりボリュームが減る

髪の太さや密度の変化によって、以前よりボリュームが出にくく感じることがあります。原因を血行不良や年齢だけに決めつけず、薄毛が進む場合は皮膚科へ相談しましょう。ここでは髪の見え方を整える方法を紹介します。
対策① ボリュームが出やすいヘアスタイルにする

ボリュームが出やすいヘアスタイルをご紹介します。
簡単にできる方法を2つご紹介します。
・分け目をなくす

分け目は、ボリュームを出にくくしてしまいます。
分け目を少し変えると根元が立ち上がって見えることがあります。頭皮の日焼け対策には帽子や日傘も使えますが、分け目を変えるだけで脱毛を予防できるわけではありません。
分け目を少し変えふんわりさせると、トップにボリュームが出て素敵になります。
・トップにレイヤーを入れる

トップにレイヤーをいれると、簡単にボリュームが出ます。
根本を起こしながら乾かすと、ふんわりしやすいです。
対策② ボリュームが出るパーマをかける

ボリュームを出す為にパーマをかけられた事はございますか?
エイジング毛は髪が細くなり、トップがペタッとなってしまいスタイルが寂しい感じになてしまう場合が多いです。
パーマをかけ、ボリュームアップするのも、一つの手段です。
パーマをかけた時のメリット

パーマをかけた時の、メリットをご紹介します。
・根元や毛先に動きをつけ、セットを助けることがある
・ボリュームが出て、ふんわりと柔らかい印象になる
・もちや仕上がりは髪質・伸び方・乾かし方によって異なる
【ポイント】
パーマをかけた後は、しっかり毎日トリートメントでケアをしてあげましょう。
パーマをかけるとボリュームアップし、スタイルが華やかになり、素敵になります。
パーマは発毛を促す施術ではありません。細い髪や傷んだ髪では負担を考え、ブリーチ・縮毛矯正などの履歴とともに相談してください。
抜け毛が増える

抜け毛の原因にはさまざまなものがあり、コラーゲン不足や血行だけでは説明できません。自己判断で製品を増やす前に、急な変化や進行する薄毛は皮膚科へ相談しましょう。
日本皮膚科学会の生活上の注意点でも、髪に負担のかかる習慣を見直し、原因に応じて医療機関へ相談することが案内されています。
育毛剤は表示と目的を確認する

医薬部外品の育毛剤と、医薬品の発毛剤は区別して選びます。効果の範囲や使い方は製品表示を確認してください。「業界一」「抜け毛を止める」「副作用がない」といった保証はできません。
掲載当時の製品例:クオレ 薬用サイトプラインMX

メーカー公式では医薬部外品の育毛エッセンスとして案内されています。有効成分のCTPと、保湿成分としてのC-17を混同しないようにしましょう。研究上の成分の説明から、使用者全員の発毛を保証することはできません。

掲載当時の塗布図です。使用量や回数は手元の製品表示に従い、「頭が涼しくなるまで」といった感覚で増量しないでください。耳の上に塗れば血管を通って頭全体に効くというものではありません。目に入らないよう注意し、刺激や赤みが出た場合は使用を中止してください。

上の図も掲載当時の紹介資料です。図や成分の研究は、個人の効果や他製品より優れることを保証するものではありません。現行情報はクオレ公式の製品案内をご確認ください。
ヘッドスパは頭皮のケアやリラックスのために

ヘッドスパは頭皮を清潔に整えたり、リラックスしたりするための選択肢です。ヘアサイクルを正常に戻す、髪を生やすといった治療効果を保証する施術ではありません。頭皮に炎症や痛みがある場合は、施術前に相談してください。
自宅で頭皮に触れるときの注意

爪を立てず指の腹で軽く触れ、強くこすったり、髪を引っ張ったりしないようにします。シャンプー中も長く放置せず、製品の使い方に従って十分にすすいでください。

図は掲載当時に紹介した手の動きの例です。耳の周囲や生え際に指の腹をそっと当て、痛くない範囲で行います。頭皮を強く引き上げる必要はありません。

円を描くように動かす場合も、摩擦や力のかけすぎを避けましょう。傷や湿疹のある部分には行わないでください。

左右10回などの回数にこだわらず、痛みや不快感があれば中止してください。マッサージを続ければ脱毛が治るというものではありません。
クセが出る

年齢とともにうねり方が変わることはありますが、頭皮のたるみで毛穴が楕円形になることだけが原因とはいえません。髪質や内部の構造、傷みなども関わります。
対策 ストレートパーマや縮毛矯正をする
掲載当時の画像は現在表示できません。
クセがどうしても気になるようでしたら、髪を真っ直ぐにする、ストレートメニューがオススメです。
ストレートパーマ
「根元のボリュームはそのままで、サイドの広がりを少し落ち着かせたい」という方は、ストレートパーマがオススメです。
元のくせや施術履歴によって効果は異なります。残したいボリュームと抑えたい部分を事前に相談してください。
縮毛矯正
縮毛矯正は、施術した部分のくせを長く伸ばすための方法です。
新しく伸びる髪には元のくせがあり、仕上がりや経過も状態によって異なります。
雨の日やジメジメとした梅雨時期は、湿度が高く、くせ毛の方は髪がまとまらないかと思います。
ですが縮毛矯正をかけることで、湿度が高い日でも髪がまとまります。
クセが全体的に出る方や、顔周りだけ出る方などいらっしゃると思います。
その場合、気になる箇所だけ、ストレートにする事も可能です。
ダメージもその箇所だけですみますし、全体的に気にならないなら、全体をストレートにする必要は、ありません。
通っている美容師さんに、相談してみましょう。
詳しいストレートパーマ、縮毛矯正の記事はこちらになります。是非、ご覧下さい。
油分が多く含まれているスタイリング剤を使う際は注意

油分が多く含まれているスタイリング剤は、ツヤが出てまとまりがよくなります。
例えば、ワックスやバーム系のスタイリング剤は、油分が多く含まれています。
ツヤがほしく、まとまりが欲しいエイジング毛には、とても効果的なスタイリング剤です。
ですが、使い方を間違えてしまうと、髪がペタっとなりやすく、ボリュームダウンしてしまいます。
また、付け過ぎてしまうと、見た目が髪を洗っていないようなギトギト感が出てしまいます。
正しい付け方

少量を手のひらに薄く広げ、毛先や中間の内側からなじませます。根元につけすぎず、表面と前髪は手に残った量で調整しましょう。
表面を先に付けてしまうと、必要以上にオイルが付いてしまい、ペタンとしてしまいます。
また、前髪は髪の量が全体に比べて少ないので、ペタンとなってしまいがちです。
髪全体に付け終わった後、手に残ったオイルをサッと付けると、素敵になります。
まとめ

年齢とともに変わる髪には、希望の色・ボリューム・扱いやすさに合わせたケアを選びましょう。白髪染め、カット、パーマ、トリートメントは見た目や手入れを整える方法で、薄毛の治療とは異なります。
変化が急な場合や抜け毛が続く場合は皮膚科へ。美容室では施術履歴や毎日の手入れを共有し、無理なく続けられる方法をご相談ください。
