化粧水や乳液はどの順番で使うのか、美容液も必要なのか。迷いやすいポイントを、朝と夜のお手入れに分けて紹介します。
目次
スキンケアの基本は洗浄・保湿・紫外線対策

メイクや日中の汚れを落とし、乾燥を防ぎ、紫外線への対策をすることが基本です。多くの製品を重ねればよいわけではなく、肌に合うケアを続けることが大切です。
性別や年齢だけで方法を決めず、乾燥、べたつき、刺激の感じやすさなどを見ながら調整しましょう。スキンケアで老化を完全に止めたり、あらゆる肌トラブルを防いだりできるわけではありません。
肌のバリアとターンオーバー

皮膚の外側にある表皮、その表面の角層は、うるおいを保ち外部の刺激から守る働きに関わっています。強い摩擦や洗いすぎを避け、乾燥しやすいときは保湿を行いましょう。
表皮の細胞が入れ替わる働きをターンオーバーと呼びます。その周期は部位や年齢、肌の状態などで異なり、誰でも必ず28日というものではありません。化粧品で一律に周期を正常化できると考えず、やさしいケアを基本にしてください。
朝と夜の基本手順

朝
洗顔などで汗や皮脂・汚れを落とす→必要な保湿→日焼け止め、が基本の考え方です。化粧水や乳液を使う場合は製品が案内する順序で肌を整え、日焼け止めをむらなく塗ります。
日焼け止めは量と塗り直しの案内を確認し、帽子や日傘、日陰の利用も組み合わせましょう。日中用乳液など、保湿と紫外線対策を兼ねる製品もあります。
夜
メイクや日焼け止めを、それぞれの落とし方に合う洗浄料で落とす→必要な保湿、を基本にします。クレンジング後の洗顔が不要な製品もあるため、必ず二度洗う必要はありません。
導入液や美容液は必要に応じて取り入れるもので、全員に必須ではありません。乳液先行型やオールインワンなどもあるため、一つの順序をすべての製品に当てはめないでください。
クレンジングの使い方

メイクの落ちやすさと肌の状態に合うものを選びます。オイル、ミルク、ジェル、バームなどの形状だけで、刺激の少なさや洗浄力は決まりません。
手を清潔にし、乾いた手で使うか濡れた手でもよいか、使用量、なじませ方、すすぎ方を確認します。力を入れてこすったり、長くマッサージしたりせず、目や口に入らないように使いましょう。
乳化や拭き取りが必要かも製品によって違います。落ちにくいポイントメイクは、表示に合う専用リムーバーなどを使用し、無理にこすり落とさないでください。
洗顔のポイント

泡立てるタイプは表示どおりに泡立て、指で肌をこすらないように洗います。泡立たないタイプもあり、泡がないと角質を落とせないというわけではありません。
熱すぎないぬるま湯で洗浄料を丁寧に流し、生え際やあごまわりのすすぎ残しにも気を付けます。洗う場所の厳密な順番より、洗いすぎや摩擦を避けることを意識しましょう。
清潔なタオルをやさしく押し当てて水分を取り、乾燥する前に保湿します。洗顔後のつっぱりや刺激が続くときは、製品や洗い方を見直してください。
化粧水の使い方

化粧水は製品に記載された量を使います。500円玉大などの目安がすべての化粧水に当てはまるわけではありません。手やコットンの使用も、製品の案内と好みに合わせます。
強くたたいたり押し込んだりせず、やさしく広げましょう。手に肌が吸い付くかどうかで効果を判断する必要はありません。コットンパックは対応した製品の使用方法に従い、長時間貼り続けないでください。
乳液・クリームの使い方

乳液やクリームは、肌のうるおいを保つために使います。表示量を目安にやさしく広げ、乾燥しやすい部分とべたつきやすい部分で量を調整しましょう。Tゾーンを必ず避ける必要はありません。
手で温めれば肌の奥まで浸透する、化粧水の直後だと効果が半減する、と一律にはいえません。製品が案内する順序でなじませ、強くこすらずに使ってください。
美容液の使い方

保湿、美白、しわ改善など、目的と表示された効能・効果を確認して選びます。価格の高さだけで自分の肌に合うかどうかは決まりません。
使用量、順序、朝・夜の使用可否、併用の注意は製品ごとに確認してください。必ず手で5秒温めたり、肌へ強く押し込んだりする必要はありません。複数の美容液がすべて併用不可というわけではありませんが、一度に多く増やさず、肌の様子を見ながら使いましょう。
スキンケアのQ&A

シートマスクはいつ使う?
洗顔後、化粧水後など、製品によって順序が異なります。使用頻度と時間を守り、長く付けるほどよいとは考えないでください。製品が案内していないラップの重ね付けや、付けたまま眠る使い方は避けましょう。
洗顔のお湯は何度?
熱すぎないぬるま湯を使います。32~34℃だけが全員に正しいというものではありません。強い水流を顔へ当てず、やさしくすすいでください。
赤みやかゆみが出たら?
使用を中止し、製品の注意表示に従ってください。症状が続く、悪化する、腫れや強い痛みがあるときは皮膚科へ相談しましょう。化粧品を重ねて隠そうとしないことが大切です。
無理なく続けられるケアを

洗浄・保湿・紫外線対策を基本に、必要な製品を選びましょう。順序や量を一律に覚えるより、製品表示を確認し、肌に刺激を感じない使い方を続けることが大切です。
参考:花王「フェイスケアの基本ステップ」、花王「上手な保湿ケア」
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