カラートリートメントを上手に使うには、最初に製品の用途と手順を確認することが大切です。この記事では、選び方、塗布前の準備、放置・すすぎ、色ムラや色移りを防ぐための確認点を紹介します。
カラートリートメントとは

カラートリートメントは、トリートメントをベースに染料を配合した染毛料です。メラニン色素を脱色して髪を明るくするヘアカラーとは異なり、元の髪色に色を補います。
染料の種類によって、髪の表面に吸着したり、内部へ浸透したりして色がつきます。「表面を覆うだけだから髪や肌へ影響がない」「しみることはない」とは断定できません。使用中にかゆみや赤みなどの異常が出た場合は使用を中止し、製品の注意事項に従ってください。
カラーバター・ヘアマニキュアとの違い

カラーバターという名前でも、トリートメントをベースに色をつける製品があります。ヘアマニキュアも黒髪を明るくするためのものではありませんが、用いる染料や使い方は製品により異なります。名称だけで色持ちの長さや安全性の順位を決めず、用途と説明書を比較しましょう。
参考:ロート製薬「カラートリートメントとヘアマニキュア・白髪染めの違い」
白髪用とブリーチ毛用を分けて選ぶ

白髪を目立ちにくくしたい場合は、白髪への使用を想定した製品を選びます。ブリーチ毛に鮮やかな色を足す製品などは、白髪用と同じ仕上がりになるとは限りません。使用できる髪色と、仕上がりの色見本を確認してください。
一度の使用でどの程度色がつくかは、製品、現在の髪色、白髪の量、髪の状態によって変わります。どの製品も必ず数回必要、または一回で希望どおりになるとは言い切れません。
カラートリートメントの使い方

1.乾いた髪・濡れた髪のどちらに使うか確認
シャンプー後に水気を取って使う製品も、乾いた髪に使える製品もあります。手元の説明書に従い、シャンプーをする順番と髪の状態を合わせましょう。
2.色移りを防ぐ準備をする
必要に応じて手袋と汚れてもよいタオルを用意し、衣類や洗面台を保護します。手や爪、肌に色がついた場合の落とし方も、あらかじめ確認してください。
3.指定された量を、染めたい範囲へなじませる
白髪の多い部分や内側にも行き渡るよう、髪を分けて塗ります。使用量が少なすぎたり、塗布が偏ったりすると、均一に色がつかない場合があります。頭皮へすり込まず、製品の塗り方を守りましょう。
4.放置時間を守る
放置時間は一律ではありません。タイマーなどを使って説明書の時間を守り、自己判断で長く置いたり、その場で何度も塗布と放置を繰り返したりしないでください。
5.説明書に従ってすすぎ、乾かす
使用後にシャンプーが必要かどうかも製品によって異なります。「必ずお湯だけ」とは決めず、説明書のすすぎ方に従ってください。汚れてもよいタオルで水気を取り、髪を乾かします。
使い方の違いを確認できるメーカー例:ホーユー「シエロ カラートリートメント」。同じブランドでも製品の変更があるため、購入した製品の表示を優先しましょう。
使用頻度・色持ち・黒染めは製品と髪の状態で変わる

使用頻度は、使い始めと色を保ちたい期間で指定が異なることもあります。「最初は毎日」「週に3~4回」などとすべての製品に当てはめず、説明書の頻度と実際の染まり方を確認してください。
色持ちも、製品や髪の明るさ、洗髪などの条件によって変わります。1週間や2週間で必ず落ちるとは限りません。暗い色を入れたい場合は、白髪用なのかブリーチ毛向けなのかを確かめ、今後明るくする予定があれば先に美容師へ相談しましょう。

濃く染めるために、説明書にない連続使用をすることは避けてください。商品選びに迷う場合は、公式の用途・使用条件と、現在の髪色を合わせて確認します。
色ムラ・色移りなどのよくある質問

ムラになったのはなぜ?
元の髪色や傷みの差、塗布量の偏りなど、複数の原因が考えられます。ムラを消そうと別の色やブリーチを重ねず、使用した商品名・色・使用日・回数を控えて美容院へ相談してください。
別の製品と混ぜてもよい?
混ぜて使用できるとメーカーが案内している場合を除き、自己判断で混ぜないでください。カラーシャンプーと併用したい場合も、それぞれの製品説明を確認しましょう。
すすぎや汗で色が出るときは?
色水の出方だけで、染料がどこまで浸透したかは判断できません。指定されたすすぎ方を守り、汗や雨で濡れた際の衣類・寝具への色移りにも注意してください。洗い落とし方に迷う場合はメーカーの相談窓口へ確認しましょう。
手や爪についた色はどう落とす?
製品に記載された方法で落とします。強くこすったり、肌に使うことを想定していない漂白剤などを使ったりしないでください。あらかじめ手袋を使うと、着色を防ぎやすくなります。
次のカラーやパーマの前に、使用履歴を伝える

カラートリートメントを使った場合は、次の美容院で商品名・色・最後に使った日・使用頻度を伝えましょう。色の残り方によって、次のカラーの見え方や施術の計画が変わることがあります。
「天然成分だから反応する」「必ず緑になる」とは一律に判断できません。商品と髪の状態を確認してもらい、希望する色に向けた進め方を相談してください。

カラートリートメントを選ぶときは、白髪用・ブリーチ毛用などの用途を確認し、塗る髪の状態・放置時間・頻度・すすぎ方を製品表示に合わせることが大切です。髪の色を変えるアイテムとして、次の施術まで含めて使い方を考えましょう。
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