ブリーチのダメージとケア|施術前に知りたい注意点と色持ち対策

ブリーチは髪色の選択肢を広げますが、切れ毛やパサつきなどの負担も伴います。希望色だけでなく、施術履歴・今後のパーマや縮毛矯正・自宅でのケアまで含めて相談しましょう。

明るい髪色にしたいけれど、ダメージが気になる。そんなときは、ブリーチでできることと負担の両方を確認しましょう。現在の髪の状態によっては、希望色に一度で近づけられない場合や、施術を見送る場合もあります。

ブリーチとヘアカラーの違い

ブリーチは、髪のメラニン色素を分解して明るくする脱色剤です。明るくなる過程で赤みやオレンジみ、黄みが見えることがあります。抜け方は地毛の色やこれまでのカラー履歴によって変わります。

一般的な酸化染毛剤は、髪を明るくしながら色を発色させる仕組みを持ちます。一方、ヘアマニキュアやカラートリートメントなどは仕組みが異なるため、「カラーはすべて脱色しながら染める」とは限りません。

ブリーチで広がる髪色の選択肢

ブリーチで土台を明るくすると、淡い色や鮮やかな色を表現しやすくなります。ただし、アッシュやグレージュという色名だけでブリーチが必須かどうかは決まりません。希望する明るさや発色、今の髪色に合わせて判断します。

退色による色の変化も、デザインの楽しみ方の一つです。ただし、必ずきれいな淡色に変化するわけではなく、黄み・オレンジみや色ムラが気になる場合もあります。染めた直後だけでなく、退色後の見え方も相談しておきましょう。

施術前に知っておきたい負担と注意点

ケアブリーチでも負担がなくなるわけではない

ブリーチ後は、パサつき、引っかかり、切れ毛、退色の早さなどが気になる場合があります。ケアを組み合わせた施術でも、ダメージをゼロにしたり、傷んだ髪を元に戻したりするものではありません。

時間・料金・今後の施術も確認する

必要な回数や施術時間、料金は、髪の長さ・履歴・希望色・メニューによって変わります。ブリーチとカラーを重ねる場合は、予約時に希望を伝え、時間と総額を確認してください。

ブリーチした部分にパーマや縮毛矯正を重ねると、切れ毛などのリスクが高まる場合があります。施術が難しいこともあるため、今後の予定も含めて相談し、過去のブリーチ・黒染め・縮毛矯正などの履歴を伝えましょう。

頭皮の状態も確認する

頭皮に傷や炎症がある場合は施術を控えて相談してください。使用中に強い刺激や異常を感じたときは我慢せず、直ちに美容師へ伝えます。ブリーチ後に酸化染毛剤で染める場合は、その染毛剤について毎回、使用48時間前から説明どおりの皮膚アレルギー試験が必要です。以前かぶれたことがある場合は使用しないでください。

ブリーチ後のホームケア

シャンプーは市販品かサロン専売品かだけで洗浄力や相性を判断せず、頭皮の状態と洗い上がりに合わせて選びます。コンディショナーやトリートメントは表示に従い、引っかかりや乾燥が気になる部分を中心になじませましょう。

サロンシャンプーと市販シャンプーの違いについて

洗い流さないトリートメントは、濡れた髪用・乾いた髪用などの使い方を確認します。すべての製品に紫外線防止効果があるわけではありません。屋外では帽子や日傘なども使い、髪をこすったり強く引っ張ったりしないようにしましょう。

髪の紫外線対策について

サロンのトリートメントは、髪の状態や予算に応じて相談できます。手触りを整えるケアであり、すべての髪に同じ施術が必要なわけではありません。傷んだ毛先をどの程度カットするかも含めて考えます。

美容室で相談するメリットとセルフ施術の注意

美容室では、根元と毛先の状態や施術履歴を見ながら、塗る範囲・順番・薬剤・時間を検討します。それでも負担がなくなるわけではありません。セルフ施術では、後頭部の塗りムラや、すでに明るい部分への重複塗布などが起きやすいため、履歴が複雑な髪や傷みが強い髪は特に相談をおすすめします。

家庭用製品を使う場合は、同梱の説明書にある混合・使用時間・注意事項を守り、自己判断で放置時間を延ばしたり、異なる製品を混ぜたりしないでください。市販品とサロン用という区分だけで、ケア成分の量やダメージの程度が決まるわけではありません。

部分的に楽しむデザインカラー

全体を明るくするほか、部分的に明るさを入れる方法もあります。範囲を限定しても、その部分には施術の負担がかかります。見え方やメンテナンスも含めて選びましょう。

インナーカラー

髪の内側に色を入れるデザインです。下ろしたとき・結んだとき・耳にかけたときで見え方が変わります。必ず隠せるとは限らないため、職場や学校のルールがある場合は事前に確認してください。

ハイライト

筋状に明るさを入れ、ベースとの明暗差で立体感を表現します。入れる位置や太さ、ブリーチを使うかどうかは希望のデザインによって変わります。

グラデーションカラー

根元から毛先へ明るさや色味を段階的に変えるデザインです。色を変える位置は髪の長さや希望に合わせて調整します。根元がなじみやすい設計でも、毛先の退色や手触りのケアは必要になります。

イヤリングカラー

耳まわりに色を入れるインナーカラーの一種です。耳にかけたときの見え方だけでなく、下ろしたときの見える範囲も確認しましょう。

裾カラー

毛先の一部に異なる色を入れるデザインです。色を入れる幅や境目で印象が変わり、ボブなどのカットにも合わせられます。伸ばし中は、次のカットでどのくらい色が残るかも相談してください。

退色後の色味を整えるケア

紫シャンプーは希望色に合わせて選ぶ

紫シャンプーは、黄みを補色で目立ちにくくするための選択肢です。アッシュ・グレー・シルバーなら必ず使うものではなく、今の髪色と目指す色に合わせて選びます。色が入りすぎる場合もあるため、頻度や放置時間は製品の表示を守ってください。

元の記事で紹介したグッバイ イエローについては、現在のメーカー情報を確認してください。手や爪、浴室などへの着色にも注意し、手袋やすすぎ方などの案内に従いましょう。

シュワルツコフ:グッバイ イエロー・オレンジの製品情報

乾かし方とアイロンの使い方

洗髪後はタオルでやさしく水分を取り、ドライヤーを動かしながら乾かします。濡れた髪を強くこすったり、乾いた部分に温風を当て続けたりしないようにしましょう。

アイロンは乾いた髪に使い、低い温度から調整します。100〜120℃ならすべてのブリーチ毛に安全というわけではありません。同じ部分への繰り返しや長時間の加熱を避け、切れ毛が目立つなど傷みが強い場合は、使用を控えることも含めて相談してください。

ブリーチ前に相談しておきたいこと

希望の色、これまでの施術、気になるダメージ、今後のパーマや縮毛矯正の予定、時間・予算を共有しましょう。ブリーチの回数を増やす前に、できる範囲と負担を確認し、自宅で続けられるケアも一緒に決めることが大切です。

参考:日本ヘアカラー工業会:ヘアカラーに関するQ&A、パナソニック:ヘアアイロンの基本的な使い方

髪型に迷ったら、まずは気軽にご相談ください。

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