「SNSを見られているかも」と気になる理由

面接の日程が決まったあとや、履歴書を送ったあとに、自分のInstagramやプライベートアカウントを見返す人は少なくありません。過去の投稿に写り込んでいるものや、キャプションの言葉づかい、フォローしている相手など、普段は気にしていなかった部分が急に気になり始めます。
これは、応募先がどこまで自分の情報にアクセスできるのかが、応募者側からは見えないことが大きな理由です。面接で聞かれるわけでもなく、確認しようにも聞きにくいため、「見られているかもしれない」という前提だけが先に残り、不安が続いてしまいます。
採用担当がSNSを確認するかどうかは、求人・企業ごとに異なる
採用選考の中でSNSを確認するかどうか、確認する場合にどこまで見るかは、サロンや採用担当者ごとの運用によって異なります。応募者側から一律に「見られている」「見られていない」と決めつけることはできません。
そのため、自分のSNSが選考でどう扱われるかを外側から正確に知ることは難しいと考えておいたほうが現実的です。確認できないことを前提に動くなら、「見られても困らない状態にしておく」という考え方のほうが、見られているかどうかを気にし続けるより実務的です。
特に、鍵をかけていない公開アカウントは、検索すれば誰でも閲覧できる状態にあります。応募先が実際に検索するかどうかは分からなくても、検索されたときに見える内容が今のままで問題ないかは、応募者自身で確認できる部分です。
非公開設定と公開設定、それぞれの考え方
プライベートな投稿を非公開アカウントに移す、あるいは職務に関係のない投稿を残したまま公開しておく、どちらの選択も応募者の判断に委ねられています。ここで大切なのは、「非公開にすれば絶対に見られない」と考えすぎないことです。共通のフォロワーやタグ付けなどから、間接的に情報が伝わる可能性は残ります。
そのため、非公開設定は最低限の対策として有効ですが、それだけに頼らず、投稿内容そのものを見返しておく方が現実的な対応になります。
応募前に見返しておきたい、SNSの具体的なポイント
SNSを完全に隠すことよりも、「今のプロフィールと投稿を、初めて見た人がどう受け取るか」という視点で見返すことが、実際に使える確認方法です。以下の点は、応募前に自分で確認できます。
- プロフィール写真・自己紹介文に、職業や美容師としての活動に関わる記載があるか、それとも完全に私生活用の内容になっているか
- 過去の投稿に、他人が写っている写真や、位置情報・店名などが特定できる投稿が残っていないか
- 言葉づかいや発言のトーンが、今の自分が人前で見せたい印象と合っているか
- フォロー・フォロワーの中に、応募先と共通の知り合いがいないか(共通の知人経由で間接的に見られる可能性がある)
これらは「隠す」ための作業ではなく、今の自分のSNSが、応募者としての自分をどう見せているかを一度確認する作業です。見返した結果、そのままで問題ないと判断できれば、それ以上手を加える必要はありません。
プライベート用と発信用を分けるという選択肢
プライベートな投稿を残しつつ、美容師としての活動発信は別アカウントに分ける方法もあります。この場合、応募先に伝えたいのは私生活の内容ではなく、技術やスタイル、接客に対する姿勢であることが多いため、発信用アカウントには施術例や仕事に関する内容を中心に置くと、見る側にとって分かりやすくなります。
反対に、アカウントを分けずに一つで運用する場合は、プロフィール欄に美容師であることや、得意なスタイルなどを一言添えておくだけでも、閲覧した人が文脈を理解しやすくなります。
SNSを「隠すもの」ではなく「発信力を伝える材料」として使う

Instagramやプライベートアカウントは、応募者にとって不安の対象になりやすい一方で、美容師としての表現力や発信力を伝えられる場所にもなります。施術写真の見せ方、キャプションの書き方、コメントへの対応の仕方は、そのまま接客や情報発信の姿勢として受け取られることがあります。
応募前にSNSを見返す作業は、「見られて困るものがないか」を確認するだけでなく、「見せられるものが整理されているか」を確認する機会にもなります。投稿内容を見直すタイミングで、施術例やスタイル写真を分かりやすく並べ直しておくと、応募後に自分のスタイルを説明する際の材料としても使いやすくなります。
RECRUIT